腸内環境を改善して健康な心身を目指す

  • 目標3:すべての人に健康と福祉を
新藏 礼子
定量生命科学研究所
免疫感染制御研究分野 教授
腸内細菌叢の悪い状態(Dysbiosis)は消化器疾患だけではなく、ほぼすべての病気と関連があると言われている。どのような状態が良い状態、あるいは悪い状態なのか、どのような細菌が健康に良い菌、あるいは悪い菌なのか、という定義もあいまいである。腸管のIgA抗体は様々な細菌を見分けており、健康に悪い菌をまとめて認識するIgA抗体が存在することが最近わかってきている。IgA抗体の研究を通して、腸内環境を改善し種々の病気を予防可能にする方法を探索する。
腸管高親和性IgA抗体が腸内細菌叢を制御する。
新藏礼子
IgA抗体は細菌の抗原分子のエピトープの違いを識別して、増えると困る細菌が増えすぎないように調節する。
新藏礼子

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主な関連論文

Okai S, Usui F, Ohta M, Mori H, Kurokawa K, Matsumoto S, Kato T, Miyauchi E, Ohno H, Shinkura R. Intestinal IgA as a modulator of the gut microbiota. Gut Microbes. 2017 Apr 6:1-7.
Okai S, Usui F, Yokota S, Hori-I Y, Hasegawa M, Nakamura T, Kurosawa M, Okada S, Yamamoto K, Nishiyama E, Mori H, Yamada T, Kurokawa K, Matsumoto S, Nanno M, Naito T, Watanabe Y, Kato T, Miyauchi E, Ohno H, Shinkura R. High-affinity monoclonal IgA regulates gut microbiota and prevents colitis in mice. Nat Microbiol. 2016 Jul 4;1(9):16103.

問い合わせ先

  • 担当: 定量生命科学研究所 免疫・感染制御研究分野


  • 電話: 03-5841-8488
  • メールアドレス: rshinkura[at]iam.u-tokyo.ac.jp
    ※[at]を@に置き換えてください
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