Archivematica を用いた人文学データのキュレーションプロセスの自動化に関する試み

中村 覚
史料編纂所
助教
人文学における研究データの長期的な利活用支援を目的として、Archivematicaを用いたデータキュレーションプロセスの自動化に取り組む。Archivematica(https://www.archivematica.org/en/)はデジタルデータの長期保存に特化したオープンソースであり、多様なデータフォーマットの識別と変換、階層構造を持つデータのパッケージ化のほか、各種リポジトリソフトウェア(DSpace、Dataverseなど)との連携といった豊富な機能を持つ。この取り組みでは、人文学系機関(東京大学史料編纂所)や民間企業などが保有する研究データを題材にArchivematicaの機能を検証し、データキュレーションプロセスの自動化に対する寄与の程度、適用における課題、及びシステムのカスタマイズや拡張可能性を明らかにする。
プロジェクト概要
Archivematicaを活⽤したデジタルデータの⻑期保存を支援する簡易操作アプリケーションの開発

プロジェクトに関するURL

共同実施者

・山田 太造(東京大学)
・金 甫榮(渋沢栄一記念財団, 東京大学)
・南山 泰之(国立情報学研究所)

主な関連論文

[1]. 中村覚, 金甫榮, 南山泰之. Archivematicaを活⽤したデジタルデータの⻑期保存を支援する簡易操作アプリケーションの開発, デジタルアーカイブ学会誌 7(S2) s107-s110 2023年10月
[2]. Satoru Nakamura, Kim Boyoung, Yasuyuki Minamiyama. Development of a User-friendly Application to Support Long-term Digital Preservation Using Archivematica, 18th International Digital Curation Conference 2024/2/20

関連するSDGs項目

  • 目標4:質の高い教育をみんなに
  • 目標9:産業と技術革新の基盤をつくろ
  • 目標16:平和と公正をすべての人に

問い合わせ先

  • 担当: 中村 覚
  • メールアドレス: nakamura[at]hi.u-tokyo.ac.jp
    ※[at]を@に置き換えてください
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