構造生命科学領域における世界的に卓越した最先端教育研究事業


- 2.10 健康、医療(医学、薬学、看護学、ゲノム科学、健康科学、スポーツ科学、医療情報、疫学、創薬、栄養学等)
吉川雅英
医学系研究科
教授 構造生命科学連携研究機構・機構長
構造生命科学は、生体分子や細胞、組織、臓器のそれぞれのレベルで、形・位置・ダイナミクス情報を得る学問である。これまでの構造生物学は、主に分子構造を原子レベルで解明するものであったが、ここでの構造生命科学は、それよりもより大きな範囲、つまり細胞、組織、臓器までも含むクロススケールの構造を対象とする。従って、構造生命科学は、様々な生命現象の理解や医学に不可欠となっており、医学系研究科、理学系研究科、薬学系研究科、及び、定量生命科学研究所に共通に必要とされている。
構造生命科学に必要とされるのは、ハイスループットに大量のデータを収集出来る顕微鏡である。例えば、クライオ電子顕微鏡は1日に数テラバイトのデータを収集出来る。このデータから構造をバイアス無しに導き出し、生命現象のメカニズムの解明や創薬に役立てる為に、mdx等の大型計算機を用い、データ駆動型の生命科学を推進する。
構造生命科学に必要とされるのは、ハイスループットに大量のデータを収集出来る顕微鏡である。例えば、クライオ電子顕微鏡は1日に数テラバイトのデータを収集出来る。このデータから構造をバイアス無しに導き出し、生命現象のメカニズムの解明や創薬に役立てる為に、mdx等の大型計算機を用い、データ駆動型の生命科学を推進する。
プロジェクトに関するURL
共同実施者
Radostin Danev、濡木理、胡桃坂仁志
主な関連論文
Cryo-Electron Microscopy Methodology: Current Aspects and Future Directions.
Danev, R., Yanagisawa, H., Kikkawa, M.
Trends Biochem Sci 2019 44:837-848
Danev, R., Yanagisawa, H., Kikkawa, M.
Trends Biochem Sci 2019 44:837-848
関連するSDGs項目
問い合わせ先
- 担当: 医学系研究科 中村一彦
- 内線: 23339
- 電話: 03-5841-3339
- メールアドレス: nakamurakz[at]m.u-tokyo.ac.jp
※[at]を@に置き換えてください
- カテゴリナビ