地域での支え合う活動を主導する新たな高齢者モデルの確立in 東京都文京区


飯島 勝矢
高齢社会総合研究機構
教授
- 東京都
東京大学高齢社会総合研究機構は、東京都文京区との間で「超高齢社会を見据えたまちづくり総 合研究」として2019年4月に協定締結を結び、その第一歩の取り組みとして、フレイル予防活動に 着手した。具体的には区内高齢者のフレイル状態をチェックする活動を推奨し、この活動の担い手 となる元気高齢者をフレイルサポーターとして養成し、フレイルチェックの自主的企画・運営を推進 した。 今後、フレイルサポーターを地域のフレイル予防コーディネーターとして住民主体のフレイル予防 をより一層推進するとともに、フレイルサポーターをさらに「集いの場、通いの場」を通じて区内の 様々な人やリソースを巻き込みながら、新たな地域のつながりを作り、自主団体を新たに立ち上げ ていく。以上など、大都市部における社会参加や地域での支え合いを軸に置きながら、活力ある 地域活動を主導する地域元気高齢者の一つのモデル(デファクト・スタンダード)を提示することを 目指す。そして、東京大学高齢社会総合研究機構と文京区による「健康長寿実現に向けたアク ションリサーチ(仮題解決型実証研究)」を通して、汎用性のある次世代型まちづくりの凡例を輩出 する。

東大高齢社会総合研究機構

東京都文京区
連携先
- 名称: 文京区
- 区分: 自治体
- 所在都道府県: 東京都
地域連携区分
- SDGsやSociety5.0に立脚し社会改革を主導する地域連携
- 地域貢献と知の循環が双方向で成立する地域連携
- 東京大学が有する総合力と先端性を生かす地域連携
- 東京大学施設を中心とした地域連携
- 研究対象・実装現場としての地域連携
共同実施部局/共同実施者
東京都文京区福祉部、東京都文京区社会福祉協議会
実施期間
2019年4月1日~
関連するSDGs項目
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