東日本大震災被災地スタディーツアー参加者の募集について(H30年9月)

東日本大震災被災地スタディーツアー参加者の募集について(H30年9月)

平成30年7月20日

 

学生の皆さんへ

 

東京大学ボランティア支援班

 

東日本大震災被災地スタディーツアー(H30年9月)参加者の募集について

 

 東京大学では、東日本大震災による災害からの復興に向けて、大学全体で支援活動を行うとともに、学生や教職員が自主的・自発的な支援活動を展開しています。
 このたびその一環として、ボランティア活動に対する主体性の育成と震災について考える動機付けの観点から、被災地の現状を実際に見て聴いて学ぶスタディーツアーを企画しましたので、参加者を募集します。
 下記の内容をご覧いただき、ぜひ応募をお願いします。
 

スタディーツアーポスター

1 活動期間

平成30年9月17日(月)~ 9月20日(木)

※ 定員に達したため募集を締め切りました。
 

2 募集人員
10名程度

 

3 応募資格
本学の学生(保護者の承諾が必要)で、本学の支援活動の理念等に賛同する者。
※ 本学の支援活動の理念、ボランティア活動の基本方針については、本学ホームページを参照ください。

 

4 活動日程
(以下は予定概要。内容は先方との調整等により変更になる場合があります。)

○9月17日(月) 宮城県仙台市
【訪問先(予定)】
震災遺構 仙台市立荒浜小学校:2011年3月11日に発生した東日本大震災において、児童や教職員、地域住民ら320人が避難し、2階まで津波が押し寄せた荒浜小学校。被災した校舎のありのままの姿と被災直後の写真展示等により、来館者に津波の威力や脅威を実感していただき、防災・減災の意識を高める場とすることを目的に公開されている。スタディーツアーのはじめに震災当時の状況を再認識することで、「震災当時と今、そしてこれから」を考えるきっかけを作る。

東北大学:身近なところからボランティア活動を重ねてきた東北大学の学生から東北の現状とボランティア活動についてレクチャーを受けたのち、交流会を行う。続く3日間をより有意義なものにするためにスタディーツアー初日に震災の現実と現状について知るとともに、精力的にボランティア活動を行う同世代との交流を通して新しい視点・刺激を受けることを目的とする。

○9月18日(火) 宮城県石巻市、女川町
【訪問先(予定)】
ISHINOMAKI2.0&フィッシャーマンジャパン:『世界で1番、面白い街を作ろう』を合言葉に被災後に集まった有志が立ち上げ、復興を超えて石巻をアップデートするために種々の企画を展開する一般社団法人ISHINOMAKI2.0様と、漁師によるモーニングコールでも話題になった、漁師を『新3K』の仕事にしようとしているフィッシャーマンジャパン様に、震災を契機にできたコミュニティについてお話を伺う。
 
佐藤敏朗先生:大川小学校に通っていた娘さんを津波で失い、自身も女川第一中学校で働く教師の身でありながら、教育委員会を提訴され、『16歳の語り部』という本のまとめ役、FMラジオなど精力的に活動なさっている佐藤先生に、防災についてお話を伺う。
 
アスヘノキボウ:まちのビジョンや計画を地元の方と一緒に描き、作成し、「ひとづくり・組織づくり」と「産業活性化」を実現させることで地域の変革に寄与することを目的として活動をしているNPO法人、アスヘノキボウ様にお話を伺い、第三セクターの復興における役割について学ぶ。
 
女川向学館:2011年7月に宮城県女川町で設立、避難所として使われていた小学校を借り、主に小中学生に学習指導と心のケアを行う、 被災地の放課後学校「コラボ・スクール」の1校目である女川向学館様に、実際に放課後学校をしている様子を拝見させていただきながら、子供と地域コミュニティのお話を伺う。

○9月19日(水) 岩手県釜石市
【訪問先(予定)】
釜援隊:総務省の復興支援員制度を利用し、2013年4月より活動を開始。ヨソ者・半官半民の立場を活かして関係者の仲介役に徹し、まちづくりに必要な官民の合意形成を促す。まちづくりや、農業の復興、教育の活性化など活動は幅広く、伺うテーマについては「コミュニティ形成」を中心に今後調整していく。
 
復興公営住宅などの視察(釜石市):今回のスタディツアーのコンセプトの1つである「コミュニティ形成」について、実際に取り組みが行なわれている現場を視察する予定。釜石市で行なわれている先進的な取り組み(官民連携の地域包括ケア)を学び、被災地のみならず人口減少で過疎化が進む地方でもそのノウハウを活用できないか、など今後の日本社会全体のあり方を模索していく。
 
釜石鵜住居復興スタジアム:2019年、日本開催となるラグビーW杯において被災地から唯一開催地として選ばれた釜石のスタジアム。釜石は国内7連覇を果たしたこともある強豪・新日鐡釜石ラグビー部が本拠地とした場所でもあり、被災の最中「復興へ」「前へ」と強い意識を持って誘致・開催までこぎつけた事例を学ぶ。2018年8月にこけら落としされるスタジアムの現場を見ることができるか現時点では不明。

○9月20日(木) 岩手県陸前高田市
陸前高田観光ガイド部会(語り部):東日本大震災により多数の人命と歴史や文化の証を失った陸前高田市。当時の被害状況、復興の経過、避難のあり方、今後の課題、そして先人から伝えられてきた遺訓の大切さを被災地域を案内していただきながら学ぶ。
 
陸前高田市役所:地域コミュニティの再生を中心に陸前高田市の復興計画全般についての現状と今後の展望を担当の市職員の方々から伺う。陸前高田市の復興まちづくりの取り組みの最前線を学び、被災地の未来について議論を行う。
 
りくカフェ:本学工学系研究科の小泉先生が設立に関わり、本学工学系研究科の成瀬先生が設計を行った地元民の集まる「コミュニティカフェ」。場を切り盛りするスタッフは皆、地元の方々。減塩料理のワークショップなどがさかんに行われており、被災地域のボトムアップの復興を実感できる場所。コミュニティカフェの成功事例とも言える地域住民による場の運営が成功し、地域住民の居場所となるまでの過程を学ぶ。
 
ツアー振り返りディスカッション:このスタディーツアーで学んだ被災地の現状やこれからについて、ツアー参加者同士でディスカッションを行う。現場を見て聞いて感じたこと、考えたことを共有し、更に学びを深めることを目的とする。

5 宿泊場所
9月17日(月)宮城県仙台市内
9月18日(火)宮城県石巻市内
9月19日(水)岩手県内

6 参加費用
活動実施に当たり必要な費用(一部)については、参加者の負担となります。
※ 前回実施時には、各地市町村での「語り部」ガイド料金等として、事前に10,000円を徴収しました。
※ 保険加入費用、飲食費などは自己負担となります。なお、宿泊料金(食事無し)のみ大学が負担します。
※ 現地での移動は、大学が送迎車を借り上げますので、参加者の負担はありません。
※ JR仙台駅(行き)までとJR北上駅(帰り)からの交通費は各自負担となりますが、活動終了後に「ボランティア活動支援金」を申請することにより、20,000円を上限とする実費額が補助されます。(詳細は本学ボランティア情報HP「ボランティア活動支援金について」をご覧ください。)

7 持ち物
〈必需品〉着替え、雨具、洗面用具、入浴用具、タオル、ボランティア保険に加入していることが分かるもの(加入カード、加入証等)、現金(参加費・食事・飲み物、交通費、他)
〈その他〉携帯電話(充電器含)、時計、学生証、健康保険証、各自必要な薬品、他

8 注意事項等
(1) 活動に当たっては、ボランティアの理念に沿って自己責任・自己完結が原則となります。
(2) ボランティア保険への加入が必須です。各自が事前に、住所地等の社会福祉協議会で「災害ボランティア保険(天災Bプラン推奨)」に加入してください。
(3) 参加に際し、「ボランティア活動届」を所属部局の教務担当へ提出してください。
※ 以上の他、ボランティア活動に伴う注意事項等は、本学ボランティア情報HPの「災害ボランティアQ&A」を参照ください。
※ 「スタディーツアー」では、これまで本学ボランティア支援班が実施してきたボランティア活動に比べ、広範な内容を含む活動を予定しています。ボランティア保険で全日程をカバーできるか不安な方は、ご自身の「学研災」「学研賠」への加入状況の確認を行ってください(詳しくは所属部局の窓口にてお尋ねください)。
※最低開催人数8人で、もしこの人数が集まらなかった場合は開催いたしませんのであらかじめご了承ください。
※また、宿泊施設・交通手段等の都合上申し込み後のキャンセルは基本的に受け付けておりませんので予め予定をご確認の上お申し込みいただくようお願いします。

9 応募方法等
別紙の「スタディーツアー参加申込書」に必要事項を記入の上、締切【平成30年8月20日(月)】までに、下記2箇所あてE-mail添付によりお送りください。参加の可否・方法及び活動の詳細については、追って申込書記載の連絡先あてに連絡します。
申込者数が募集者数を超過する場合、先着順で参加者を決定させていただきますので早めのご応募をお願いします。

提出先
E-mail:utvc.student@gmail.com 学生団体東京大学復興ボランティア会議 (UTVC)
C.C.:volunteer-jimu.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp 東京大学ボランティア支援班

10 お問い合わせ
学生団体東京大学復興ボランティア会議 (UTVC)
E-mail:utvc.student@gmail.com

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