東日本大震災被災地スタディーツアー参加者の募集について(H28年8月)
東日本大震災被災地スタディーツアー参加者の募集について(H28年8月)
平成28年7月22日
学生の皆さんへ
東京大学救援・復興支援室ボランティア支援班
東日本大震災被災地スタディーツアー(H28年8月)参加者募集について
東京大学では、東日本大震災による災害からの復興に向けて、大学全体で支援活動を行うとともに、学生や教職員が自主的・自発的な支援活動を展開しています。
このたびその一環として、ボランティア活動に対する主体性の育成と震災について考える動機付けの観点から、被災地の現状を実際に見て聴いて学ぶスタディーツアーを企画しましたので、参加者を募集します。
下記の内容をご覧いただき、積極的な応募をお願いします。
1 活動日・活動時間等
平成28年 8月23日(火)~ 8月26日(金)
2 募集人員
10名程度
※ 募集定員に達したため、応募を締め切りました。
3 応募資格
本学の学生(保護者の承諾が必要)で、本学の支援活動の理念等に賛同する者。
※ 本学の支援活動の理念、ボランティア活動の基本方針については、本学ホームページを参照ください。
4 活動日程(内容は、先方との調整等により変更になる場合があります。)
※ 今回のスタディーツアーでは、参加者がツアーに能動的に関わり、被災地についての理解を深めることを目的として、ツアーの一部行程について、参加者とともに検討をすすめます(以下に示す訪問先(予定)以外の訪問先についても、今後打合せ等を通して追加されることとなります)。
○8月23日(火) 岩手県遠野市を中心に、各所を訪問。
(訪問先(予定))
・遠野市役所:
沿岸部から離れ、強固な地盤の上にある遠野市は地震・津波の被害を受けることはないが、だからこそ災害の際に担うべき役割がある。
市は3.11以前より後方支援に取り組み、発災後も支援の前線基地として機能した。
他の自治体を支援するために防災訓練を行うという、自治体の長としては異例の取り組みを推し進めた遠野市長ご本人にお話を伺う。
○8月24日(水)岩手県釜石市・大槌町を中心に、各所を訪問。
(訪問先(予定))
・釜石ボランティアガイド:
釜石の被災状況や防災教育のあり方、復興の展望についてガイドしていただく。
・東京大学大気海洋研究所 国際沿岸海洋研究センター:
海洋生物の生産性や多様性が高い三陸沿岸に立地し、全国の研究者に対して施設や設備を提供するとともに、船艇を用いた調査支援を行っている。
基礎科学が復興にどのように関わっているのかについて、センター長の河村知彦教授にお話を伺う。
また、センター自体も被災しているため、建物を見学することで、津波の被害の跡を見ることができる。
・NPOカタリバ コラボスクール大槌臨学舎:
津波により学習環境を失った子どもたちに学ぶ場所を提供したいという思いで実現したコラボスクール。
被災地ならではのPBL(Project Based Learning)への取り組みについてお話を伺うほか、被災地の子どもたちとの交流を目指す。
○8月25日(木)岩手県陸前高田市を中心に、各所を訪問。
(訪問先(予定))
・陸前高田市観光物産協会 語り部:
一本松や旧道の駅など震災の傷跡が残る場所で、発災当時の様子をガイドしていただく。
・陸前高田市役所商工観光課:
陸前高田市の地域活性・商業誘致・新規産業などの企画の様子について、同課観光交流係・商工労働係・企業支援係、
それぞれの部署で働いていらっしゃる方々から、お話を伺う。
・二又診療所院長 石木幹人医師:
発災時には災害医療に携わり、またその後も仮設住宅での医療や地域医療に第一線で関わっていらっしゃる石木医師から、
自らの体験及び今後の災害医療・地域医療のあるべき姿についてお話を伺う。
○8月26日(金)宮城県気仙沼市を中心に、各所を訪問。
・気仙沼市DMOチーム:
現在全国で注目を集めている気仙沼のDMO(Destination/Marketing・Management/Organizationの略で、観光地経営の観点から地域づくりを行う組織・機能の意)について
担当の方にお話いただく。気仙沼DMOの最終目標である気仙沼テーマパーク構想の展望についてもお話を伺う。
※ 実施に先立ち、以下日時において本郷キャンパスにて事前説明会を行う予定です。可能な限りご参加ください。
〇日時 平成28年8月5日(金) 夕方
〇場所 学生支援センター ディスカッションルーム1
5 宿泊場所
東京大学救援・復興支援室遠野センター(岩手県遠野市/略称:遠野東大センター)
※ 寝具は大学で用意しますので、参加者の負担はありません。
※ ユニットバス設備あり。給湯設備がありますが、料理はできません。
6 参加費用
活動実施に当たり必要な費用(一部)については、参加者の負担となります。
具体的な金額については、追ってお知らせします。
※ 前回実施時には、各地市町村での「語り部」ガイド料金等として、事前に10,000円を徴収しました。
※ 保険加入費用、参加費に含まれない分の飲食費や宿泊場所以外での入浴料などは自己負担になります。
※ 現地での移動は、大学が送迎車を借り上げますので、参加者の負担はありません。
※ 遠野市までの往復交通費は各自負担となりますが、活動終了後に「ボランティア活動支援金」を申請することにより、20,000円を上限として大学が相当額を補助します。
7 持ち物
〈必需品〉着替え、長靴、合羽、洗面用具、入浴用具、タオル、ボランティア保険に加入していることが分かるもの(加入カード、加入証等)、現金(参加費・食事・飲み物、交通費、他)
〈その他〉携帯電話(充電器含)、時計、学生証、健康保険証、各自必要な薬品、他
8 注意事項等
(1) 活動に当たっては、ボランティアの理念に沿って自己責任・自己完結が原則となります。
(2) ボランティア保険への加入が必須です。各自が事前に、住所地等の社会福祉協議会で「災害ボランティア保険(天災Bプラン推奨)」に加入してください。
(3) 参加に際し、「ボランティア活動届」を所属部局の教務担当へ提出してください。
※ 以上の他、ボランティア活動に伴う注意事項等は、本学ボランティア情報HPの「災害ボランティアQ&A」を参照ください。
※ 「スタディーツアー」では、これまで本学救援・復興支援室ボランティア支援班が実施してきたボランティア活動に比べ、広範な内容を含む活動を予定しています。ボランティア保険で全日程をカバーできるか不安な方は、ご自身の「学研災」「学研賠」への加入状況の確認を行ってください(詳しくは所属部局の窓口にてお尋ねください)。
9 応募方法等
別紙の「スタディーツアー参加申込書」に必要事項を記入の上、締切【8月4日(木)】までに、下記2箇所あてE-mail添付によりお送りください。参加の可否・方法及び活動の詳細については、追って申込書記載の連絡先あてに連絡します。
なお、募集人員に達した場合には締切前であっても募集を終了することがありますので、ご承知置きください。
提出先
E-mail:utvc.student@gmail.com 学生団体東京大学復興ボランティア会議 (UTVC)
C.C.:volunteer-jimu.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp 東京大学救援・復興支援室ボランティア支援班
10 お問い合わせ
学生団体東京大学復興ボランティア会議 (UTVC)
E-mail:utvc.student@gmail.com