東日本大震災被災地スタディーツアー参加者の募集について(H29年2月)
東日本大震災被災地スタディーツアー参加者の募集について(H29年2月)
平成29年1月17日
学生の皆さんへ
東京大学救援・復興支援室ボランティア支援班
東日本大震災被災地スタディーツアー(H29年2月)参加者募集について
東京大学では、東日本大震災による災害からの復興に向けて、大学全体で支援活動を行うとともに、学生や教職員が自主的・自発的な支援活動を展開しています。
このたびその一環として、ボランティア活動に対する主体性の育成と震災について考える動機付けの観点から、被災地の現状を実際に見て聴いて学ぶスタディーツアーを企画しましたので、参加者を募集します。
下記の内容をご覧いただき、積極的な応募をお願いします。
1 活動日・活動時間等
平成29年 2月20日(月)~ 2月23日(木)
2 募集人員
10名程度
3 応募資格
本学の学生(保護者の承諾が必要)で、本学の支援活動の理念等に賛同する者。
※ 本学の支援活動の理念、ボランティア活動の基本方針については、本学ホームページを参照ください。
4 活動日程(内容は、先方との調整等により変更になる場合があります。)
○2月20日(月) 岩手県遠野市
【訪問先(予定)】
・遠野市役所:東日本大震災発災当時、遠野市が設置した後方支援拠点は、津波で甚大な被害を受けた三陸沿岸地域を支援する拠点として大きな役割を果たした。このような迅速な対応を可能にした遠野市の震災前からの支援体制整備の取り組みを中心に、防災のために行政ができることについてお話を伺う。そして、東日本大震災から私たちが何を学べるか、被災地の未来はどうあるべきか考える。
○2月21日(火) 岩手県陸前高田市
【訪問先(予定)】
・陸前高田市「語り部」:津波で未曾有の被害を受けた岩手県陸前高田市で、被災当時の様子、復興の現状などについてガイドしていただく。
・りくカフェ:本学工学系研究科の小泉教授が設立に関わった、地元民の集まる「コミュニティカフェ」。場を切り盛りするスタッフは皆、地元の方々。減塩料理のワークショップなどがさかんに行われており、被災地域のボトムアップの復興を実感できる場所。震災について住民ならではの観点からお話を伺うとともに、りくカフェの取り組みや現状についても伺っていく。
・陸前高田市役所:防災まちづくりや、生活再建、地域コミュニティの再生など、陸前高田市の復興計画全般についての現状と今後の展望を担当の市職員の方々から伺う。陸前高田市の復興まちづくりの取り組みの最前線を学び、被災地の未来について議論を行う。
・箱根山テラス:震災後につくられた宿泊施設。昼はカフェ、夜はバーとしても営業。
代表の長谷川順一氏は陸前高田の長谷川建設の代表であり、箱根山テラス設立までの経緯、ライフワークとして取り組んでおられる「木質バイオマス」事業について伺う。被災地域で日々を過ごす経営者の視点から、ご意見を伺っていく。
○2月22日(水) 岩手県釜石市・大槌町
【訪問先(予定)】
・大槌新聞社:震災後の情報不足をきっかけに岩手県大槌町で創刊された週刊誌。大槌町の復興状況やイベントについての取材し、毎週水曜日に町内全戸無料配達を行っている。地域ジャーナリズムの意義や、今なお続く活動にかける思いを伺う。
・釜石市「語り部」:世界最大級の防潮堤が整備されていた岩手県釜石市。津波により甚大な被害を受けたもの、市内のほとんどの小・中学生が津波の難を逃れたことで知られる。この「釜石の奇跡」の背景となる釜石市の防災教育についてのお話も含め、釜石市の被災当時の様子と復興の現状についてお話を伺い、私たちがそこから何を学ぶべきか考える。
・釜援隊:総務省の復興支援員制度を利用し、2013年4月より活動を開始。ヨソ者・半官半民の立場を活かして関係者の仲介役に徹し、まちづくりに必要な官民の合意形成を促す。
まちづくりや、農業の復興、教育の活性化など活動は幅広く、伺うテーマについては今後検討していく。
○2月23日(木)岩手県遠野市
・ツアー振り返りディスカッション(遠野東大センター):このスタディーツアーで学んだ被災地の現状や、これからについてツアー参加者同士でディスカッションを行う。3日目までに現場を見て聞いて感じたこと、考えたことを共有し、更に学びを深めることを目的とする。
※実施に先立ち、本郷キャンパスにて事前説明会を行う予定です。可能な限りご参加ください。
5 宿泊場所
東京大学救援・復興支援室遠野センター(岩手県遠野市/略称:遠野東大センター)
※ 寝具は大学で用意しますので、参加者の負担はありません。
※ ユニットバス設備あり。給湯設備がありますが、料理はできません。
6 参加費用
活動実施に当たり必要な費用(一部)については、参加者の負担となります。
具体的な金額については、追ってお知らせします。
※ 前回実施時には、各地市町村での「語り部」ガイド料金等として、事前に10,000円を徴収しました。
※ 保険加入費用、参加費に含まれない分の飲食費や宿泊場所以外での入浴料などは自己負担になります。
※ 現地での移動は、大学が送迎車を借り上げますので、参加者の負担はありません。
※ 遠野市までの往復交通費は各自負担となりますが、活動終了後に「ボランティア活動支援金」を申請することにより、20,000円を上限として大学が相当額を補助します。
7 持ち物
〈必需品〉着替え、長靴、合羽、洗面用具、入浴用具、タオル、ボランティア保険に加入していることが分かるもの(加入カード、加入証等)、現金(参加費・食事・飲み物、交通費、他)
〈その他〉携帯電話(充電器含)、時計、学生証、健康保険証、各自必要な薬品、他
8 注意事項等
(1) 活動に当たっては、ボランティアの理念に沿って自己責任・自己完結が原則となります。
(2) ボランティア保険への加入が必須です。各自が事前に、住所地等の社会福祉協議会で「災害ボランティア保険(天災Bプラン推奨)」に加入してください。
(3) 参加に際し、「ボランティア活動届」を所属部局の教務担当へ提出してください。
※ 以上の他、ボランティア活動に伴う注意事項等は、本学ボランティア情報HPの「災害ボランティアQ&A」を参照ください。
※ 「スタディーツアー」では、これまで本学救援・復興支援室ボランティア支援班が実施してきたボランティア活動に比べ、広範な内容を含む活動を予定しています。ボランティア保険で全日程をカバーできるか不安な方は、ご自身の「学研災」「学研賠」への加入状況の確認を行ってください(詳しくは所属部局の窓口にてお尋ねください)。
9 応募方法等
別紙の「スタディーツアー参加申込書」に必要事項を記入の上、締切【2月3日(金)】までに、下記2箇所あてE-mail添付によりお送りください。参加の可否・方法及び活動の詳細については、追って申込書記載の連絡先あてに連絡します。
なお、募集状況によっては申込書の記載に基づき選考を行う場合がありますので、ご承知置きください。
提出先
E-mail:utvc.student@gmail.com 学生団体東京大学復興ボランティア会議 (UTVC)
C.C.:volunteer-jimu.adm@gs.mail.u-tokyo.ac.jp 東京大学救援・復興支援室ボランティア支援班
10 お問い合わせ
学生団体東京大学復興ボランティア会議 (UTVC)
E-mail:utvc.student@gmail.com