「東大の研究室をのぞいてみよう!」プログラム

(※募集は終了しました。)「東大の研究室をのぞいてみよう!~多様な学生を東大に~」プログラム

 東京大学では、全国各地の高校(特にこれまで本学の研究室を見学したくても伝手がなかった高校)の生徒を対象に、本学のキャンパスおよび研究室を実際に見学していただくことで、教育研究内容を身近に感じてもらい、本学への興味や受験意欲を高めてもらうことを目的とした「『東大の研究室をのぞいてみよう!』プログラム」を企画しました。
 つきましては、本プログラムを下記の要領により募集したいと存じますので、貴校の生徒に周知いただき、学校単位でお申込みくださいますようご案内申し上げます。

1.対 象 東京大学に興味のある高校生 (ただし、学校単位での申請。個人からの申請は受け付けません。
2.募集数 1校あたり原則として生徒10名、引率教員1名
3.実施日 平成26年8月7日(木)、8日(金)、19日(火)、20日(水)の13:00~17:00
4.実施場所 東京大学本郷地区キャンパス(東京都文京区本郷7-3-1)
5.プログラム こちらを参照してください。
6.申込方法 参加希望者を取りまとめのうえ、申込書(PDFファイル)により、平成26年7月9日(水)までに、郵送にてお申し込みください。(封筒には、「東大の研究室をのぞいてみよう!」プログラム申込書在中」と朱書きください。)
7.参加費 無料(会場までの交通費はご負担ください。)
8.その他
(1)お申込み多数となった場合には、誠に勝手ながら、本学にて調整のうえ参加校を決めさせていただきますので、予めご了承ください。参加の可否については、7月16日(水)(予定)までにメールでお知らせいたします。
(2)後日、参加生徒全員に感想文・アンケートを提出いただきます。

 


プログラム

1.スケジュール(予定) 
   13:00 集合(東京大学本郷キャンパス内) 17:00頃 解散
2.内容 
   研究室見学(約60分)、ビデオ鑑賞(約15分)、キャンパスツアー(約45分)、東大生との懇談(約75分)
3.実施教員(研究室)名等

番号 開催日 曜日 教員氏名 部局名 職名 実施タイトル 実施内容
1 終了            
2 終了            
3 終了            
4 8月7日 (木) 池本 幸生 東洋文化研究所 教授 アジアの格差と貧困 日本にとってアジアは様々な意味で重要な地域です。東洋文化研究所では、西はエジプトから東は韓国に至るまでアジアの各地域を、文化・社会・政治・経済などの分野から多面的に研究しています。
今回の研究室見学では、アジアの格差と貧困をテーマに取り上げます。アジアはこの数十年間、急速な経済発展を遂げてきましたが、それにもかかわらず貧困は依然として残り、様々な場面で格差は拡大してきています。このような現状を踏まえて、私たちは何をすべきかについて考えてみたいと思います。
5 8月7日 (木) 水町 勇一郎 社会科学研究所 教授 働くことの意味とルールを考える 日本人は働くことが好きなのか? フランス人やドイツ人やアメリカ人はどうか? 働くことについての意識の違いは何に由来しているのか? 労働をめぐる意識と、日本の過剰労働問題やブラック企業問題はどうかかわっているのか? 日本の労働をめぐる問題を解消するためにはどのような方法をとるべきか? そのようなことを一緒に考えましょう。
6 8月8日 (金) 磯山 隆 医学部 講師 人工心臓に関する実演と討議 本研究室では、人工心臓に関する研究を、重症心不全患者の救命という観点から進めている。前半は人工心臓に関する概要について講義と実演を行い、後半は研究室のメンバーも交え、参加生徒の質問を受けながら、議論を行い、人工臓器や医学・医療に関して理解を深めていく。
7 8月8日 (金) 水口 雅 医学部 教授 母子の健康を考える 本研究室では、母子の健康の維持増進(特に感染症・栄養障害・先天異常)にかかわる研究・教育活動を行っています。この度のプログラムでは、発達障害の基礎メカニズム、急性脳症の遺伝的背景、小児に流行する胃腸炎ウイルスの特徴の検討をテーマに研究を遂行している教員より、模擬講義と実験に使用する機器の説明などを行います。
8 8月8日 (金) 渡邊嘉典 分子細胞生物学研究所 教授 染色体に関する講義・実験  本研究室は、染色体分配に関する研究を、生物学、医学の観点から進めている。前半は、染色体分配とがんの関係について講義を行い、後半は研究室のメンバーとともに、実習を体験していただく。
9 8月8日 (金) 鉄野 昌弘 文学部 教授 和歌はこう読める  和歌は短い詩形ですから、いろいろな読み方を許容するところがあります。物語が付随したり、その中に取り込まれたりすれば、その登場人物の心境を表すこともできますし、またその環境を取り外せば、ぜんぜん違う読み方もできるのです。そうした和歌の千変万化な面白さを、古典が写本で伝わっているという辺りから、見てゆきたいと思います。
10 8月8日 (金) 梅田 靖 工学部 教授 「持続可能なものづくり」関する講義・議論 本研究室では、持続可能なものづくりに関する研究を、設計という観点から進めている。持続可能なものづくりに関する概要について研究室のメンバーも交え、参加生徒の質問を受けながら、講義と議論を行う。
11 8月8日 (金) 山本 晃生 工学部 准教授 メカトロニクス 研究見学 本研究室では,新しいアクチュエータ(動きを生み出すデバイス)や,触力覚インタフェース(力や手触り,動きなどを人に伝えるデバイス)などの,メカトロニクスデバイスに関する研究を行っています.研究室を見学し,様々な装置のデモを体験することで,メカトロニクス技術への理解を深めます.
12 8月8日 (金) 小林英津子 工学部 准教授 医用工学に関する研究室見学 本研究室では、手術支援ロボットや医用画像処理などの、治療を支援するための、工学技術について研究を行っている。本研究室の見学を通じて、最先端の治療技術とそれに要求される工学技術についての理解を深める。
13 8月8日 (金) 淺間 一
山下 淳
工学部 教授
准教授
ヒトをしり,ロボットをつくる 本研究室では,ヒトをしり,ロボットをつくる研究に取り組んでいます.ヒトが動くときに,カラダ全体の筋肉がどのタイミングでどのように活動しているのかを計測し,解析する方法について紹介します.また,自分で考えて行動する知能ロボット,器用な動きをするロボット,災害対応ロボットの遠隔操作システムなど,現在必要なロボット技術から未来のロボット技術まで紹介します.
14 8月8日 (金) 高増潔 工学部 教授 三次元形状測定に関する講義・見学 三次元形状測定を高精度で行うための研究を進めている.前半は三次元形状測定の基本的な方法について講義を行い,後半は研究室の見学および三次元座標測定機の基本的な使い方を体験していただく.
15 8月8日 (金) 牛山浩 工学部 准教授 コンピューターで分子を見る、作る 本研究室では、理論化学的手法を用いて材料設計を行っている。こうした手法について解説をし、研究室の様子を見学する。また、希望があれば実際にコンピュータを使って分子の設計を体験する。
16 8月19日 (火) 設楽博己(※研究室所属の大学院生による対応を予定) 文学部 教授 列品室の案内 文学部には列品室という部屋がある。世界中の考古遺物が収蔵されていて、考古学研究室が管理している。この部屋を大学院生に案内してもらい、解説する。
17 8月19日 (火) 藤原 聖子・西村 明 文学部 准教授 宗教化する現代社会? これだけ科学が発達しても、神や霊を信じる人が世界に多数存在しているのはなぜか。「神降臨」や「さとり世代」といった表現はただの比喩であり、日本の若い世代は宗教とはあまり関係ないのか。宗教的信仰は人間にインプットされた本能の一つなのか。こういった問いに宗教学はどう取り組んでいるのかについて、宗教学研究室の教員が講義します。後半は、授業や卒業研究の具体例を中心に、研究室の教育内容を紹介します。
18 8月19日 (火) 廣瀬 通孝 工学部 教授 バーチャルリアリティ・拡張現実感を体験しよう 人間と計算機を分かちがたく一体化し、全体として高度な情報処理システムを構築するための技術をサイバネティック・インタフェースと呼ぶ。本研究室では、バーチャル・リアリティ技術を端緒として、この種のインタフェース技術について、様々な角度から研究を行っている。今回の研究室見学では、実際の研究設備や実験装置に触れながら、インタフェース技術の研究を体験していただく。
19 8月19日 (火) 北森 武彦 工学部 教授 マイクロ化学チップを作ってみよう 当研究室では、ガラス基板上に作製したマイクロ・ナノメートルスケールの流路を用いた様々な化学・物理の研究を進めている。今回のプログラムでは、クリーンルーム内でこのような微細加工を体験するとともに、微小空間でしか起こらない現象を顕微鏡で観察していただく。
20 8月19日 (火) 長棟輝行 工学部 教授 細胞パターンの作製実験 本研究室では、細胞機能解析のための細胞アレイや細胞パターンを、光によって活性化される細胞固定化剤を用いてスライドガラスやプラスチックシャーレなどの基板上に自在に作製する技術を開発している。今回の研究室見学では、この実験について概説するとともに、機器に実際に触れながら、その技術について体験していただく。
21 8月19日 (火) 大竹 豊 工学部 准教授 3Dスキャニングによる形状モデリングに関する講義 本研究室では、3次元のかたちをコンピュータで処理する研究を進めており、特に3Dスキャニングにより得られた形状を取り扱っている。3Dスキャニングのデモを交えつつ、技術の紹介や基本的な計算の原理に関する講義を行う。
22 8月20日 (水) 光嶋  勲 医学部 教授 世界に発信する超微小外科手術についての講義 世界最先端の超微小外科手術の研究について、当教室で行っている症例など、1mm以下の血管をつなげる手術などをスライドを使って紹介する。
23 8月20日 (水) 村上 郁也 文学部 准教授 視覚に関する模擬講義 本研究室では、視覚の不思議な特性について、実験心理学的観点から研究を進めている。今回は模擬講義の形で、「見る」という行いの本質はどのようなものかを、スクリーン上での多彩な錯覚デモンストレーションを交えながら、平易に解説していく。
24 8月20日 (水) 寺井隆幸、柴田直哉 工学部 教授、准教授 先端ナノ工学研究設備の見学 総合研究機構では、工学系研究科における共通研究設備として、ナノ工学研究センター等にたくさんの大型研究設備を有し、最先端の研究を行っている。今回は、その中から、超高圧電子顕微鏡や先端表面分析設備、スーパークリーンルーム、風工学研究設備等に中から、当日の状況に応じて、選択して見学を行う。
25 8月20日 (水) 国枝 正典 工学部 教授 放電加工を用いた精密加工の実験 工具電極と工作物の間に小さな放電を生じさせることにより、工具電極の形状を工作物に転写できる。工作物の硬さによらず、複雑な形状を、精度良く加工できる。棒状の電極やワイヤ状の電極をコンピュータ制御で移動させ、任意の形状を加工するためのプログラムを作成し、ミクロンの精度で金属の精密加工を行う。
26 8月20日 (水) 久保田純 工学部 准教授 光照射による光触媒を用いた水の水素・酸素への分解 本研究室では、太陽光照射によって水を水素と酸素に分解する光触媒・光電気化学系の研究をしている。この仕組みについて解説をし、実際の光触媒を見たり、実験設備を見学し、大学における化学研究に触れる。
27 8月20日 (水) 菊地隆司 工学部 准教授 水素製造と燃料電池 本研究室では、水素製造とその利用法としての燃料電池の研究をしています。来るべき水素社会、燃料電池の仕組みを解説し、実際に発電する様子や研究室を見学してもらい、大学における研究に触れてもらう予定です。


【本件問い合わせ先】
〒113-8654
東京都文京区本郷7-3-1
東京大学 社会連携部社会連携推進課
TEL: 03-3815-8345
午前9:00~12:00 午後13:00~17:00(土・日・祝祭日を除く)

【参考:過去の開催状況】
2012年12月21日 
2013年3月29日
2013年8月7日

2013年12月21日
2014年8月7日、8日、19日、20日


 

 

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