2014.12「東大の研究室をのぞいてみよう!」プログラム

(※募集は終了しました。)「東大の研究室をのぞいてみよう!~多様な学生を東大に~」プログラム

このたび、東京大学では、全国各地の高校(特にこれまで本学の研究室を見学したくても伝手がなかった高校)の生徒を対象に、本学のキャンパスおよび研究室を実際に見学していただくことで、教育研究内容を身近に感じてもらい、本学への興味や受験意欲を高めてもらうことを目的とした「『東大の研究室をのぞいてみよう!』プログラム」を企画しました。

つきましては、本プログラムを下記の要領により募集したいと存じますので、貴校の生徒に周知いただき、学校単位でお申込みくださいますようご案内申し上げます。

 

1.対 象 東京大学に興味のある高校生

2.募集数 1校あたり原則として生徒10名、引率教員最低1名

3.実施日 平成26年12月21日(日)、23日(火)

         (午前)9:00~13:00、(午後)14:00~18:00 (予定)

4.実施場所 東京大学本郷地区キャンパス(東京都文京区本郷7-3-1)

5.プログラム  

番号 開催日 教員 部局名 実施タイトル 実施内容
1 12月21日  午前 鉄野 昌弘( 教授) 文学部 和歌はこう読める 和歌は短い詩形ですから、いろいろな読み方を許容するところがあります。物語が付随したり、その中に取り込まれたりすれば、その登場人物の心境を表すこともできますし、またその環境を取り外せば、ぜんぜん違う読み方もできるのです。そうした和歌の千変万化な面白さを、古典が写本で伝わっているという辺りから、見てゆきたいと思います。
2 12月21日  午前 国枝 正典(教授) 工学部 放電加工を用いた精密加工の実験 工具電極と工作物の間に小さな放電を生じさせることにより、工具電極の形状を工作物に転写できる。工作物の硬さによらず、複雑な形状を、精度良く加工できる。棒状の電極やワイヤ状の電極をコンピュータ制御で移動させ、任意の形状を加工するためのプログラムを作成し、ミクロンの精度で金属の精密加工を行う。
3 12月21日  午前 三村 秀和(准教授) 工学部 3Dプリンターとめっき体験 最近何かと話題の3Dプリンタ。東大工学部では、自分で3Dプリンタを作製するプロジェクトをしています。東大生自らが作製した3Dプリンタを体験し、実際に動かしてもらいます。更に、電解液の中で金属を析出させるめっきを組み合わせると、任意の形の金属物も作ることができます。ここでは、オリジナルキーホルダを作製してもらいます。
4 12月21日午後 大竹 豊 (准教授) 工学部 3Dスキャニングによる形状モデリングに関する講義 本研究室では、3次元のかたちをコンピュータで処理する研究を進めており、特に3Dスキャニングにより得られた形状を取り扱っている。3Dスキャニングのデモを交えつつ、技術の紹介や基本的な計算の原理に関する講義を行う。
5 12月21日午後 北森 武彦 (教授) 工学部 マイクロ化学チップを作ってみよう 当研究室では、ガラス基板上に作製したマイクロ・ナノメートルスケールの流路を用いた様々な化学・物理の研究を進めている。今回のプログラムでは、クリーンルーム内でこのような微細加工を体験するとともに、微小空間でしか起こらない現象を顕微鏡で観察していただく。
6 12月21日午後 廣瀬 通孝 (教授) 工学部 バーチャルリアリティ・拡張現実感を体験しよう 人間と計算機を分かちがたく一体化し、全体として高度な情報処理システムを構築するための技術をサイバネティック・インタフェースと呼ぶ。本研究室では、バーチャル・リアリティ技術を端緒として、この種のインタフェース技術について、様々な角度から研究を行っている。今回の研究室見学では、実際の研究設備や実験装置に触れながら、インタフェース技術の研究を体験していただく。
7 12月23日 午前 菊地 隆司 (准教授) 工学部 水素製造と燃料電池 本研究室では、水素製造とその利用法としての燃料電池の研究をしています。来るべき水素社会、燃料電池の仕組みを解説し、実際に発電する様子や研究室を見学してもらい、大学における研究に触れてもらう予定です。
8 12月23日 午前 牛山 浩 (准教授) 工学部 コンピューターで分子を見る、作る 本研究室では、理論化学的手法を用いて材料設計を行っている。こうした手法について解説をし、研究室の様子を見学する。また、希望があれば実際にコンピュータを使って分子の設計を体験する。
9 12月23日 午前 藤原 聖子・西村 明 (准教授) 文学部 宗教化する現代社会? これだけ科学が発達しても、神や霊を信じる人が世界に多数存在しているのはなぜか。「神降臨」や「さとり世代」といった表現はただの比喩であり、日本の若い世代は宗教とはあまり関係ないのか。宗教的信仰は人間にインプットされた本能の一つなのか。こういった問いに宗教学はどう取り組んでいるのかについて、宗教学研究室の教員が講義します。後半は、授業や卒業研究の具体例を中心に、研究室の教育内容を紹介します。
10 12月23日 午前 磯山 隆 (講師) 医学部 人工心臓に関する実演と討議 本研究室では、人工心臓に関する研究を、重症心不全患者の救命という観点から進めている。前半は人工心臓に関する概要について講義と実演を行い、後半は研究室のメンバーも交え、参加生徒の質問を受けながら、議論を行い、人工臓器や医学・医療に関して理解を深めていく。
11 12月23日 午後 小林 英津子 (准教授) 工学部 医用工学に関する研究室見学 本研究室では、手術支援ロボットや医用画像処理などの、治療を支援するための、工学技術について研究を行っている。本研究室の見学を通じて、最先端の治療技術とそれに要求される工学技術についての理解を深める。
12 12月23日 午後 渡邊 嘉典(教授) 分子細胞生物学研究所 染色体に関する講義・実験 本研究室は、染色体分配に関する研究を、生物学、医学の観点から進めている。前半は、染色体分配とがんの関係について講義を行い、後半は研究室のメンバーとともに、実習を体験していただく。
13 12月23日 午後 久保田 純(准教授) 工学部 光照射による光触媒を用いた水の水素・酸素への分解 本研究室では、太陽光照射によって水を水素と酸素に分解する光触媒・光電気化学系の研究をしている。この仕組みについて解説をし、実際の光触媒を見たり、実験設備を見学し、大学における化学研究に触れる。

6.申込方法 参加希望者を取りまとめのうえ、申込書により、平成26年10月15日(水)までに、郵送にてお申し込みください。(封筒には、「東大の研究室をのぞいてみよう!」プログラム申込書在中」と朱書きください。)

7.参加費 無料(会場までの交通費はご負担ください。)

8.その他

(1)お申込み多数となった場合には、誠に勝手ながら、本学にて調整のうえ参加校を決めさせていただきますので、予めご了承ください。参加の可否については、10月31日(金)(予定)までにメールでお知らせいたします。

(2)後日、参加生徒全員に感想文・アンケートを提出いただきます。

 

【本件問い合わせ先】
〒113-8654
東京都文京区本郷7-3-1
東京大学 社会連携部社会連携推進課
TEL: 03-3815-8345
午前9:00~12:00 午後13:00~17:00(土・日・祝祭日を除く)

【参考:過去の開催状況】
2012年12月21日 
2013年3月29日
2013年8月7日

2013年12月21日
2014年8月7日、8日、19日、20日

 

 

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