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東京大学百年史 通史三

第七編 新制東京大学の創設

第一章 新大学制度への移行

概説


第一節 教育改革動向と東京大学

一 占領初期の高等教育改革構想と東京大学

日本教育制度の米国側の認識/中央集権的/昭和二十年の教育四大指令/ボートンのメモ/改革三原則/帝大出身者の官界独占/CIEの改革案/米国教育使節団の報告書/高等教育の部/一般教育の導入/高等教育の/拡大/GHQの高等教育改革方針/極東委員会指令/ホール意見書の地方分権提言

二 戦後教育改革と東京大学(一)-教育制度研究委員会の学制改革案-

東大の教育制度研究委員会/昭和二十一年三月から四月末/委員/教育使節団来日との関係/学校年限問題/学校の系統及び修業年数/単線型学校体系/先駆的構想/内外学校制度の詳細資料を準備/学校系統全体の論議に拡大/国の教育改革全般への影響

三 戦後教育改革と東京大学(二)-六-三制構想と大学

教育使節団に対応する委員会/南原委員長と東大関係委員/委員会報告書/六-三制構想/旧制高校と専門学校は廃止/大学修業年限/教育使節団と日本側委員会/密接な連絡/六-三制は昭和二十一年三月に決定/内閣の教育刷新委員会設置/教育刷新委員会/東大関係者/委員会の建議/教育基本法学制/高等学校に続く学校の問題/新大学の性格につき意見対立/旧制高校廃止論/大学の修業年限/前期大学と大学院大学の構想/旧制高校的大学/教員養成は大学で行う/教育学科/改革における南原総長の役割/貴族院での演説

四 戦後教育改革と東京大学(三)-「大学区」構想とその帰趨

田中耕太郎の大学区構想/学区庁/内務行政からの自立/各種の反対/文部官僚主義樹立の恐れ/田中文相の退任/内務省の廃止

五 国立大学再編成原則と東京大学

昭和二十三年/国立新制大学実施要領/一府県一大学/教養及び教職/名称/軍の強力な指導/官立諸学校の統合再編/東京大学の場合/浦和高校包摂問題/浦和の第二教養学部を決定/二十四年に中止/京大と姫路高校/浦和の施設不備/大学設置審議会の現地視察/南原総長の苦衷

六 教育基本法・学校教育法の成立と大学基準の制定

昭和二十二年三月の二法制定/教育基本法/機会均等と男女共学/学校教育法/大学/学部/大学令等七勅令の廃止/新制大学の特色/入学資格/大学の目的/大学院とは別箇/修業年限四年/大学院の目的/教授会/大学設置委員会/夜間学部と通信教育/大学設置基準と大学基準協会/協会の発足と大学基準の決定/単位/一般教養科目/設備等/教育使節団報告とCIEの指導/東大側の関与/東大代表は石井事務局長/さほど重視せず/東大側関係者/大学設置委員会の発足

七 新制東京大学への認可申請と国立学校設置法の公布

設置認可書類の提出/申請書の内容/教養教育二学部の新設/新学制転換方針/附置研究所等/敷地校舎等/教職員と学生/大学院について/五研究科修士博士課程/学芸学部問題/大学設置審議会の答申/昭和二十四年度第一学年の分/国立大学設置法の制定/廃止の諸法令/五月の施行と遅延の理由/予算成立の遅延/諸学校統合問題の紛糾/東京大学には影響なし/七月の入学式

八 大学管理法問題と東京大学

国立大学の地方移譲問題/CIEの勧告と大学側の反発/大学自治法問題/大学理事会法案とその中止/CIE作成の大学法試案要綱/運営の中枢は管理委員会/各種の反対声明と修正案/東京大学の対応/特別委員会/評議会の修正案/目的規程等はすべて不要/要綱の諸管理機関の権限逆転/教授会及び評議会の権限優先/全学連日教組案/日本学術会議案/反対運動と法案の国会上程中止/国立大学管理法案の国会提出/廃案

 

第二節 新制東京大学の発足

一 新大学制実施準備委員会の設置と活動

新制大学移行の諸問題を審議/二十二年六月発足/大学設置基準に拘束されず/委員会規程/会長は総長/四年半の活動/特別委員会/主要審議項目/重要問題の全部/新制東大の発足

管理運営制度

学校教育法/教授会の構成と権限/助教授参加問題/各学部の状況/学部に一任/教育公務員特例法/学長以下の選考と不利益処分/公開審査制度/東大の制度改革/総長選考内規の改正/新内規の要点/代議員の選出/代議員会で候補者五名に/専任助教授以上の単記投票/総長は任期四年/二十四年十一月総長選挙/教官処分問題/公開口頭審理/評議会の構成/文部省令/東大の決定/教官停年六十歳/総長の名称使用

三 講座制

無法令期間/文部省令/研究委員会答申/大学基準の規定/賛否両論/旧講座制への批判と改革/予算と定員の積算基礎/大幅な変更なし/文部省令の整備/三十一年の大学設置基準/講座制学科目制/講座の改廃

四 教養学部の創設

一般教育の導入/教育使節団報告/大学基準の規定/創設上の問題点/設立委員会/一高との合併/千葉浦和キャンパス案の消滅/学生四千名/独立学部の問題/シニアコース/一般教養科目/担当教官/学部名称の問題/入学志願者への説明/前期課程と後期課程/教養学科/矢内原学部長の理想

五 教育学部および附属学校の創設

教員養成問題/文学部教育学科の教養学部移管計画/旧帝大総長会議の決定とCIE/設置要綱/二十四年六講座で発足/教職課程の性格/固有の建物は昭和三十年から/附属学校/東高尋常科の合併/実験学校/普通学級と特別学級/尋常科解体の悲劇/抽籤入学/附属中学校と高等学校

六 社会科学研究所の創設

設置事由/世界諸国の法律社会経済の研究/社会科学の語/二十一年八月官制公布/南原総長の開所記念講演/総合大学としての総合研究/五部門で発足/公開講座

七 新聞研究所・生産技術研究所の創設

新聞研究所/母体は文学部新聞研究室/二十一年の研究所構想/所長の人選難/二十四年発足/研究部/商議会/教育部/本科と研修科/広/範囲の研究生/生産技術研究所/基本構想/第二工学部の廃止とその移行/講座の再編/教官配置転換の苦心/二十四年十一月の開所式/工学と工業/第二工学部の閉学式

八 教養学部と入・進学制度

二十四年五月一高東高を包摂/教養学部教官の大半は旧制高校/旧制高校の集合体の性格/教養学部の自立性と進学振分け/第一回入試要項/複雑な入学資格/進学適性検査/一次/二次/第一回入学式/一八O四名中女子九名/旧制諸学校出身者が七八%/二十六年の新制医学部入試/入学資格


第三節 人事・財政等の制度改革一 事務機構の再編

二十年三月の官制改正/事務監の新設/事務局と学生部/学生課の独立/学生部から厚生輔導部へ/二十八年には四課四O掛

二 国家公務員法・教育公務員特例法の制定

戦前の大学教官の身分規定/田中文相の教員身分法構想/二十二年の教員身分法案/大学教員及び大学の長の任用/大学の自主性尊重の規定/フーバーの国家公務員法案との衝突/文部省の反論/学校教員の特例法の方向/法案の変遷/教員審査制度の構想とその廃止/教育公務員特例法の公布

三 戦後改革と東京帝国大学財政

大学財政の破局/二十二年度からの国立大学の一般会計移行/財政制度合理化/大学法試案要綱の検討/学校財政法特別委員会の意見/国立大学の財政について/予算の科学的編成の問題/文部省の研究費実態調査高熱水料の高騰/経常研究費の意味なし

第四節 学部通則等の改正

一 学部通則

二十四年十月の改正/新制移行のため/改廃の諸項/学部と修業年限/天長節等の削除/入学資格/入学試験/卒業/学士号/学寮/共通細則の改正

二 各学部規則

順次評議会で可決/学部による差異/文学部の改正例/教養からの進学規定/単位計算の差/各学部の卒業要件/成績評価法/二十六年四月から適用


第二章 新制東京大学大学院と学位制度

概 説


第一節 新制東京大学大学院

一 新制大学院制度構想の形成

新制大学院構想の沿革/旧制のイメージ/CIEの再三の示唆/学校教育法における大学院/独立性/博士その他の学位/大学基準協会の大学院基準/二十五年大学院設置基準決定/私立大学大学院の誕生/審査基準要領と解説の全文/博士と修士/研究科/教員組織/論文審査/管理機構/施設/授業と単位/大学院教授の称なし

二 新大学制実施準備委員会における新制大学院構想の審議

学内の実施準備委員会/特別委員会の審議と要項案/討議の経過/学術水準の維持を期待/拡充強化/学部の延長ではない/研究科の列挙と統合/論文博士を認める方針/東大の意見書/二十五年九月の要項案/五研究科/修士と博士/教官

三 大学院実施準備委員会とその審議(一)

二十七年一月に委員会発足/三特別委員会/二十七年九月の大学院設/置要綱/コースの問題/医学科コースの名称/施設は学部等のものを兼用/大学院の行政と事務/研究科委員会/大学院協議会/部局委託事務/大学院事務課案の消滅/予算問題/大学院独自経費は学生経費のみ/幻の予算要求

四 大学院実施準備委員会とその審議(二)

改訂設置要綱/修士博士課程の積み上げ方式/研究所主体コースの断念/教育機関でない/入試方式の問題/東大出身者優先の問題/五割は学部推薦との案/推薦制への批判

五 大学院の設置申請と大学院の開設

二十七年末申請書類完成/大学院学則/専門課程での問題/二十八年認可/四月下旬に入試/初年度入学状況/第一回入学式/矢内原総長告示研究科の編成/東大改編の終了/大学院の主眼は研究者の養成/大学院運営組織規程の成立/専門課程主任/研究科委員会/委員長/大学院協議会/議長は総長

六 旧制大学院・研究科の終焉

旧制学部卒は二十八年まで/旧制大学院は三十四年まで存続/修士の講義は旧制学部と同等/旧制大学院学生数/新旧大学院学生の並存/旧制の論文審査は三十七年まで/奨学金制度/特別研究生処遇の変遷/給費から貸費へ/特研生の厚遇

 

第二節 学位制度の制定

一 東京大学内の学位制度審議ならびに文部省令学位規則の制定

文部省の学位規則制定/博士と修士/医学博士/学位の種類/大学設置審議会の要項/学位授与の方法/審査/論文博士の問題/論文博士は必要/CIEの反対/東大の論文博士授与規程/手続き/学位審査の問題/東京大学学位規則の制定/三十二年の東大学位規則制定/学位の種類/審査委員会/審査員は大学院教官に限らず/国際学修士

三 附置研究所研究生制度

二十七年の状況/大学院は研究生なし/外国人研究生は置く/附置研究所の研究生制度/新聞研究所/職業的訓練/生産研等の研究生制度/大学院レベルの現職教育的性格/医科研研修生/研究所の大学院学生受入れ

 

第三章 学部・研究所の整備と東京大学の対外的役割

概 説


第一節 学部学科・研究所の創設・改編


一 学部学科

三十三年薬学部の独立/八講座/工学部での増設/航空関係/原子力関係/理学部/農学部/文科系学部/教養学部は講座を設置

二 附置研究所の多様化-全国共同利用施設等

一O附置研究所と一O附属施設/学術会議勧告の研究所等/外部研究者の利用に供する/共同利用研究所の嚆矢/宇宙線観測所/昭和三十年開所/大学自治の問題/利用研究者はすべて外来者扱い/宇宙線研究所へ/応用微生物研究所の設立/大学以外の各省研究所とも連絡/二十八年発足/協議会の特色/原子核研究所/学術会議原子核特別委員会/設立の申入れ/学術会議五原則/運営における大学自治の問題/協議会設置案/核研小委員会/敷地は田無町農学部農場の一部/農学部の反対/田無町の反対とその説得/協議会は作れず/教官の任期制/物性研究所/学術会議の要望/設備の充実と全国研究者の利用/大学附置の検討/理工学研究所の部門を一部移管/三十五年十一月麻布の開所式/共同利用研の運営と大学自治/協議会規定要綱

三 敗戦直後の官吏制度改正と東京天文台および史料編纂所

戦後の官吏整理/帝国大学官制/附置研等の官職整理/史料編纂所と東京天文台の処遇/すべて事務官と技官に/司書官の廃止/教官制への努力/天文台の教官制/維新史料編纂業務の史料編纂所移管/研究所再編問題/史料編纂所の附置研昇格/二十九年教官制

 

第二節 日本学術会議・国立大学協会と東京大学

一 日本学術会議

二十四年学術会議発足/科学渉外連絡会/学術研究体制世話人会/学術/体制刷新委員の選出/半数が東大関係/学術体制改革案と学術会議法/共同利用研究所/原子核研究所と物性研究所/運営での学術会議と不一致/協議会設置

二 国立大学協会

二十五年の設立/創立総会/多くは東大総長が会長/本郷に会館建設/帝国大学総長会議が前身/三十年代後半の紛糾/政府の大学管理強化策/国大協の中間報告案/国大協の体質改善問題/大学の管理運営に関する意見/大学紛争と国大協路線

 

第三節 国際交流

一 学術交流

/占領下の状況/外国人教師ニ関スル調/教官の海外出張と留学/アメリカが最大/長期出張/外国人教師一覧/外国人教師は文系が主

二 海外留学・留学生受け入れ

敗戦直後の外国人留学生/留学生の増加/国費外国人留学生招致/大学院外国学生/定員外/大学院外国人研究性/在学一年/日本人海外留学生/二十五年から/休学/北米西欧が主

 

第四章 政治・社会と東京大学

概 説


第一節 政治と東京大学

第一節 政治と東京大学

一 レッド・パージ問題と曲学阿世事件

二十四年のイールズ講演/赤色教授追放を説く/公務員の政治的行為に関する人事院規則/南原総長の談話/全国大学教授連合の決議/問題の鎮静化/朝鮮戦争とレッド・パージ/赤色公務員追放問題/東大告示/教授の身分保障と学生の自重/東大に影響なし/曲学阿世事件/講話問題に関する吉田首相の批難と南原の反論/双方の抑制

二 ポポロ事件と大学の自治

二十七年のポポロ劇団上演/私服警官の摘発と手帳の押収/警察の学生逮捕と大学の抗議/手帳の返還/自治と警察権介入の問題/学内秩序は一次的に大学の権限/文部次官通牒/国会での陳述/従来の慣行/告示

三 矢内原総長と教育問題

二十八年の自治庁通達/学生の選挙権は郷里にある/学生票の行方の問題/国大協の要望/最高裁の判決で問題解決/二十九年の教育二法の成立/教員の政治活動制限/各種の反対声明/三十一年の教育三法/東大等主要大学長等の声明

 

第二節 学生生活と厚生施策

一 学生部と学生委員会

事務局と学生部の並列体制/厚生部と改称/学生部に復す/二十八年学生相談所の発足/学生保健診療所/学生委員会設置/全学規模の学生運動に対応

二 学寮

二十四年の状況/借用寮等の閉鎖/田無稲毛西千葉白金寮の発足/寮費/運営と学寮主任/駒場三鷹寮は別/学寮連合委員会/学寮一般規則/学寮委員会

三 学生生活実態調査とアルバイト

二十年の戦災状況調査/二十一年の食糧/二十四年から本格的実態調査/「経済生活」刊行/調査項目/アルバイト/二十一年から斡旋/アルバイト/相談室/駒場での斡旋/新分野の開拓/登録学生数毎年千五百名/家庭教師の伸び

 

第三節 学生運動と大学の対応

一 教育復興問題から講話問題まで

二十三年六月最初のストライキ/大講堂における総長訓示/二十四年の戦後初の学生処分/二O名の停学/全学連指令による学生運動/共産党東大細胞学内団体非公認/学部共通細則の改正/二十五年六月の学生処分/学内デモ/レッド・パージ反対運動/二十六年の講話条約問題/再軍備反対学生集会

二 原水爆禁止問題等の対応

二十七年の諸事件/二十八年以降の東大学生運動/五月祭の署名運動禁止/三十二年の六年ぶりストライキ/告示/授業妨害行為/三十三年の矢内原三原則/授業計画を乱すことを一切禁止

 

第八編 東京大学の拡充と再編

第一章 東京大学と管理運営制度の改革

概 説


第一節 被災と移転への思惑

一 大学制度審議会の設置と活動

全学的規模/三十三年から三十七年まで/検討問題一五項/教育研究/運営/研究所/福利厚生/親委員会と専門委員会/審議経過一覧/教養学部/入学試験/大学院/大学の運営/図書行政/答申及び報告書

二 評議会・学部長会議・協議会・総長選挙・停年制

評議会問題/諮問機関か管理機関か/教特法の読み替え規定/委員会の結論/大学最高の機関/評議会規則及び内規の制定/評議員の選挙/審議事項/部局自治の尊重/従来の慣例/三十七年施行/協議会/総長選挙/総長の呼称の問題/総長の選挙呼称とも従来通り/学部長会議/慣例による機関/停年制の再検討/医学部の延長意見/現状維持

三 事務局・学生部の改組

三十四年の事務局の部制採用/国立大学事務組織規定の沿革/課の新設/五十二年の組織/学生部/部長と次長/二課の所掌事務/学内の秩序維持

四 学部通則の改正

三十八年末に全文改正/法規委員会/教養学部再編成の工夫/審議の難航/三十六年五月に決定/文理科とも三類/専門への進路/入試改革/駒場案と本郷案/継続審議

 

第二節 大学の管理運営問題

一 大学管理法問題

三十五年に再燃/中央教育審議会への文相の諮問/諸方面の反応/法案提出の中止と中教審答申/改変なし/教官人事の文相拒否権の問題/大学側の反対/評議会中心体制/国大協の自主規制路線

二 大学管理法案に対する東京大学の対応

総長が中教審国大協にも関係/委員会の設置/学部長会議の意見書作成/国大協中間報告に概ね賛成/東京大学の告示と声明/茅総長の国大協共同路線/国大協の大学運営協議会設置/東大集会等の学内反対意見

三 職員組合

教官の加入少数/単位組合の増加/四十九年に二五単組三千名/全国大学教職員組合への東職加入/役員と任期/婦人部設置/人事院勧告実施要求/半日ストライキ/勤勉手当問題/格差支給に反対/保育所の設置/四十四年開所/東大紛争と東職の主張/確認書


第三節 東京大学の財政と施設一 国立学校特別会計法の公布

三十九年特別会計に復帰/各方面の建議及び要望/国大協の運動/中教審の答申/大蔵省提案と文部省との協議/国大協の検討/国大協の意見/三十九年四月特別会計法成立/歳入歳出/借入金/積立て/奨学寄附金の委任経理/文教施設急速整備の必要による

二 財政の実態

評議会と予算問題/大学制度審議会専門委の見解/評議会内規の決定/概算要求の手続/経費の配分手続/教官当積算校費/校費と消費者物価指数/大学院固有予算は認められず/教養学部の格差/人件費増加と物件費低下/低い教員給与水準/国立学校特別会計の推移/特別会計中人件費物件費/歳入歳出の構成比/教員定員数と一人当物件数/政府資金依存率/外部資金の増加/研究所研究費/研究費構成と推移/特別会計制の問題点/改革準備調査会の大学委員会案

三 研究費体系の整備と拡充

昭和二十年代/科学試験研究費/人文科学研究助成金/米国学術顧問団の問題指摘/二十四年の取締規程制定/科学研究費試験研究費人文研究費とその変遷/成果刊行助成/東大配付額/三十年代の重点主義化/機関研究費と試験研究費/科学技術振興策/科学技術会議/科学研究費補助金に一本化/科研費の整備/一般研究と総合研究/各省庁研究費の充実/特定研究

四 キャンパスの整備とその状況

東京帝大に戦災ほとんどなし/教養学部の新築/駒場に校舎群櫛比す/教育学部の不備/理工系学生定員増/浅野邸の入手/車と騒音・排気ガス/戦後の本郷の主要建物


第二章 東京大学の拡充

概 説


第一節 学部・研究所等の新設


薬学科の独立/三十三年評議会に追認の提案/薬学科八講座/京大と同一歩調/薬学教育の状況/製薬化学科/医薬分業制

二 海洋研究所・宇宙航空研究所・医科学研究所・宇宙線研究所の附置

新設改組の年月/海洋研究所/総合的基礎研究/評議会の論議/適性規模/中野の附属学校敷地を割譲/未利用地の処置/部門と研究船/理工学研究所を航空研に改組/物性生物関係部門の移管/航空研の廃止と宇宙航空研究所の附置/学術会議の勧告/創設時の部門/観測所と実験場伝染病研究所を医科学研究所に/改組の課程/医学関係制度改善委員会/部門と附属施設/宇宙線観測所の研究所改組/研究部門の設置/高エネルギー及び核研との関係/教授会の設置/観測所拡充に関する懇談会/所在地を長野県から東京田無へ/乗鞍観測所

三 教育研究施設・共同利用施設

学部附属施設/附属学校と看護婦養成施設/附置研附属施設/アイソトープ総合センター/原子力総合研究センター/日本学術会議の高速計算機勧告/大型計算機センター/教育計算機センター/総合研究資料館/低温センター/環境安全センター/学内共同利用施設/全国共同利用施設/保健管理センター/国立大学入試改善施設の分離

 

第二節 学部学科の改組拡充

一 工学部

科学技術振興と理工系の膨張/八学科七O講座と学生定員増/毎年の学科増/寄付建築物

二 医学部・理学部・農学部

医学部/講座の拡充改組/衛生看護学科から保健学科へ/改組の必要性看護短大の構想/廃案/看護問題/附属施設/理学部/拡充改組/学科の変遷/生物化学科/物理学科三分割/情報科学科/附属施設/農学部林産学科/畜産獣医学科/緑地学コース/進学志望者問題/附属施設

三 教養学部

一般教育科目/五系列/人文科学/外国語/社会科学/自然科学/教養学科の発足と分科課程/学科課程の改廃は省令でと変更/評議会での論議/基礎科学科新設/講座制の消失/学科目制/四講座の設置/大学院の課程に対応するため/増設/前期は学科目制後期は講座制/附属施設

四 文学部・教育学部

文学部/講座増/紛争で一部延期/学科制度を改正/四類と専修課程/類の卒業/附属施設/教育学部/一五講座に増加/課程改革の試み/二類に統合の案/教育学的分野と実験的分野/講座計画委と将来計画委人間関係学部新設の構想/その消滅/学科改編も延期

五 法学部・経済学部

四十年の経済学部の赤門移転/法学部の講座増/附属施設/経済学部の拡充/商業学科を経営学科と改称/附属施設


第三節 研究所・附属図書館の改組拡充

一 理科系研究所

東京天文台/教官制への移行/一二部門/施設の増加/三鷹の環境悪化 各地の観測所/百周年記念/地震研究所/兼任嘱託の廃止/新館建築/浅間事件/米軍演習地問題/問題解消/観測体制/地震予知/紛争と解決/五十周年/生産技術研究所/六本木への移転/千葉実験所/附属施設/工業技術と連係/ロケット開発/大学院と研究生/応用微生物研究所/研究部門/規則/施設/原子核研究所/研究部門/規則/物性研究所/研究部門/研究施設

二 文科系研究所

社研東文研と国際問題研究所案/東大大学制度審議会での検討/アメリカ研究センターの後始末/専門委員会/社研東文研との関係/委員会報告書/欧米ソ連の現況を扱う/アジアは東文研日本は社研で/社研の危機感/その後の曲折/再検討の報告書/国際研設立の断念と社研の拡充/基礎研究及び地域研究一七部門/東洋文化研究所/四大部門/学外からの移転/新聞研究所/七部門/史料編纂所/五大部門

三 附属図書館

戦時中被害なし/図書行政商議会/図書館利用のしおり/改善計画案 中央図書館の改造/閲覧室の改装と増設/全学総合目録の完成/基本規則の制定/総合図書館と部局図書館の連絡/館長選考内規/部局図書館/第二総合図書館構想/情報図書館学研究センター設置/大講堂保存書庫/全学四四O万冊


第三章 東京大学大学院の改編と拡充

概 説


第一節 大学院の改編と拡充

一 改編の背景と審議経過

系と学部と対応しない特色/事務機構の不備/運営の繁雑/大学制度審議会/第二専門委員会/系の再編の検討/理科系の難航

二 文科系大学院研究科

少ない問題点/教育独立の要求/国際関係論/人文を二、社会を三研究科に分割/社会学研究科/事務担当学部/三十八年度から実施

三 理科系大学院研究科の改組

三系に一五部局の事務が錯綜/審議経過の概要/系事務の充実か学部別再編か/研究所と学部との対立/審議の困難/複雑な事務組織/委員会による再編成検討の継続/学位別学部別編成への方向/委員会の答申/五研究科に改編/連絡委員会/研究科の名称/四十年度実施

四 大学院設置基準の制定と東京大学大学院学則の改正

省令による設置基準の制定/課程の目的変更/修士課程/職業教育を加味/博士課程/独創的研究云々の文言削除/標準修業年限/学位制度の変更/独立研究科/東大大学院学則の改正/三種類の課程/修士博士課程の目的は変更せず/

五 昭和三十年代後半以後における大学院の拡充

専門課程の増設/新設と改称改組/学生定員の増加/理科系増加/十二年間に六OO名/学位授与の増加

 

第四章 国際交流

概 説


第一節 学術交流

一 国際的学術会議の開催と国際協力研究事業

国際大学協会/太平洋学術会議/国際地球観測年での協力/核研の共同研究/東京天文台/海洋研究所/理学部

二 教官の海外留学と大学間交流

出張留学の飛躍的増大/理科系は文科系の五倍/学生交流の開始/エセックス大学/教官の学術交流/ボッフム・ルール大学

第二節 学生の交流

一 外国人留学生とその環境の改善

三十年代に急増/大学院学生の増加/理科系/国籍/特別指導費/チューター制度/留学生担当組織/国費と私費/国際主幹室/学生部外国人学生掛/学部教務掛等/文学部留学生相談室

二 海外留学生とその制度的改善

日本人私費留学生の急増/東大からの留学生は変化少し/大部分は大学院留学生/四十七年の制度改正/東大の単位互換制等の覚書/留学の時は学部学生も可/国内では他大学大学院とのみ/交換協定/休学の要なし


第五章 学生生活と大学紛争

概 説


第一節 学生生活

一 学寮

諸学寮の整理と増築/管理運営問題の紛糾/三十八年から学生部と寮生が決裂/暖房費負担問題/学寮主任問題/全寮連と東京大学寮連合/入寮選考問題/実務は各寮委員会に/駒場寮食堂問題/経営と悪化

二 学生生活とアルバイト

家庭所在地域の変化/家庭の職業/家計支持者年収の変化/学生住居/学資総額の増加/食費と住居費/勉学費など/仕送り額の変化/奨学金/奨学金ウエイトの激減/卒業延期者への奨学金/進学期に問題化/交付再開/アルバイト収入額の変遷/家庭教師が主流/紹介方式の改善/紛争と臨時アルバイト/昭和五十一年度の標準賃金/アルバイト相談室

三 学生の健康とその管理

三十年代前半までは結核/レントゲン間接撮影/三十年代中頃から精神衛生/四十一年保健センター設立/本郷と駒場/保健手帳/有害物取扱いと健康管理/環境安全委員会/学生保健援護基金の無利子貸与/学生教育研究災害傷害保険

四 サークル活動と学生会館の建設

活動の多様化/部屋の不足/学生会館の建設/三十八年の駒場の開館/本郷では困難/登録団体一覧

五 運動会の活動

戦後直後の運動会/運動会の伝統/戦前の財政/加入状況/昭和九年財団法人/一般会計/検見川運動場/運動部と紛争


第二節 学生運動と東京大学の対応一 「新安保条約」反対運動をめぐる動向

三十五年の新安保まで/学生処分と解除の反復/三十四年六月から激化/全東大学生総決起集会と処分/三十五年の全学連羽田デモ/六・一五事件/文学部女子学生の死亡/評議会での茅総長の経過説明/文相との問答/総長告示/議事堂付近の学生警官の衝突/正常な議会主義が必要/全学連の分裂/日共系反日共系/三十七年の大学管理法案反対/ストと学生集会/処分の連続/大管法は解決/四十年の諸事件/自治会中央委員会公認の問題/大河内総長と東大パンフ/「大学の自治と学生の自治」/四十二年の諸事件

二 東大紛争の発端

新左翼学生運動/四十三年の医学部無期限スト/医学部の処分/事情聴取不可能/内外学生の医学部中央館占拠/三月以降の経過/卒業式中止/処分撤回要求/不在学生処分の問題/六月の医学部全学闘の講堂占拠/警察力導入による排除/学内諸方の抗議/総長会見とその失敗/全共闘の要求/八・一O総長告示/全学生に送付/医学部処分の再審査/大学問題特別委員会の設置/諸学部建物封鎖の拡大

三 東大紛争(一)

民青系の要求/一般学生の同調/教養学部の留年と入試の問題/「資料」と「学内広報」/「読売事件」/十一月一日の大河内総長辞任/前医学部長等の辞意表明/総長退任の所感/医学部処分撤回とその反省/暴力行為/警察力導入問題/加藤一郎総長代行就任/林文学部長拘束事件/全学集会の用意/共闘民青両派学生の衝突/両派の全国動員/代行の提案集会とその流会/「提案」の内容/大学改革問題

四 東大紛争(二)

学生各派の対立衝突事件/七学部代表団との折衝/四十四年入試の問題実施に努力/一月九日夜の大衝突と警察力の導入/秩父宮ラクビー場の七学部集会/確認書十項目/追加処分なし/矢内原三原則の停止/東大パンフ廃案/両派衝突の継続/警察力導入/危険物の除去と占拠者排除/施設破壊の増大/一月十八日朝から排除開始/十九日の大講堂の排除終了/二十二日朝まで入構禁止/文部省との交渉と入試の中止/開学以来最初/教職員の検問と夜間の警察の警備/学内被害額四億五千万円/評議会の確認書審議結果/全部署名の項目はすべて確認/一部のみ署名の項目は削除/その後の共闘系学生の騒動/医学部二教授への辞職勧告/東京大学再建基金の設置/教授会構成員の自発的醵出/本俸五%の一年分程度/確認書の署名/ストライキ解除と授業再開/総長代行体制から総長選挙へ/三月の選挙と加藤総長の就任/八学部長の交替/総長室/大学立法への意見

五 その後の学内動向

紛争の余波と警察力の出動/四十四年七月の文学部授業再開/六月の卒業と十二月の本郷進学/学生団体と大学側との交渉/学生団体の分裂抗争/四十六、七年度の混乱/学生自治会中央委員会の公認/応微研地震研の紛争/駒場での学外勢力の衝突/地震研応微研の正常化/自治会中央委員会との交渉/新左翼系の退潮/反百年の運動


第六章 東京大学の改革動向

概 説


第一節 大学改革に関する諸組織の設置と活動

一 総合計画委員会

三十九年大河内総長により設置/問題点/名簿/規程/三十五回の審議/研究所将来計画/工学部と文学部/教養学部/用地計画/紛争により消滅

二 大学改革準備調査会

改革委員会設置までの予備調査/総長諮問事項/委員会覚書/改革準備調査会報告書/大学改革の基本問題/研究教育組織と管理組織/総長制度/学内規律/資料室の設置/

三 改革委員会(教官)

当面教官側のみ発足/改革フォーラム/四十五年一月に設置/三課題に整理/中間答申/教官以外の改革委編成なし/終結の準備/四十六年の答申/改革室設置案/四分科会の答申/教官改革委解散

四 改革室

四十六年七月に設置/室長は総長/定員八名/二専門委員会/改革実施案作成/研究教育体制専門委/教官自己規律委/検討の進行経過/報告書の提出と専門委の解散/総長選挙制度/改正は中断/林健太郎総長の課題整理/進学振分けと研究教育体制/入・進学制度の改革/四十四年度入試の中止/入試改革の経過/四十五年度の臨時措置/四十六年度要項/足切りと一次二次試験/入試監理委員会と諸委員会/共通一次試験への動き/五十四年度から共通一次実施/進学振分け改革は未了/教養学部問題/一般教育と専門教育/二年次以降のくさび型/第二次改革構想/カリキュラムの手直し/全学一般教育ゼミナール/カリキュラム改定案/カリキュラム問題検討委の設置/五十一年の改訂/実質内容が問題/教養学部改善案

三 他大学との単位互換制度

工学系研究科/大学院学生交流/四十六年の東工大との協定/大学設置基準の一部改正/協定書/実施実績

四 総合大学院構想

新構想大学院の可能性/四系百講座/学部学生なし/五十年の報告書/意見の対立/懇談会の設置/新キャンパスとの関連/実現は難航

五 キャンパス長期計画と移転構想

長期計画特別委員会/電気ガス水道/第三次中間報告/キャンパス問題の絶対性/立川基地/検討の推移/五十四年に断念

 

第三節 創立記念事業

一 工学部附置綜合試験所

昭和十四年設立/設立の経緯/建物設備の寄付/昭和十五年完成/延二千坪/所長は工学部長の兼任/業務内容/綜合研究/中間試験研究/委託試験等/文部省科研費/研究結果の公表

二 東洋文化研究所

昭和十六年東京帝大に附置/創設計画/東洋文化の綜合研究機関/設立理由/既在の研究調査機関との差異/昭和四年設立の東方文化学院/外務省所管/東京京都の両研究所/東方文化学院と東方文化研究所/東方文化学院のその後と解散/研究所の職員/三部門で発足/紀要の発刊/建物の変遷/昭和四十年新築

三 南方自然科学研究所

昭和十九年一月東京帝大に附置/設立までの経過/昭和十六年南方資源研究会発足/学内団体/公的な色彩/海軍との関係/海軍嘱託/七部制/南方科学研究会に発展/資源部と医療部/報告及び資料/研究所への移行/官制/旧一高校舎/構想とその縮小/研究の困難/戦後立地自然科学研究所と改称

四 輻射線化学研究所

国策による研究所及講座の設置/評議会の反応/電波兵器関係/昭和二十年一月発足/成果なし/戦時中創設の大学附置研一覧/戦後理工学研究所と合併

 

第三節 在外研究と留学

一 創立記念事業

七、八十周年前後の刊行物/医学部百年記念事業/創立百年記念事業の企画/事業委員会の発足/記念事業の構想/全二十巻の百年史を企画/紛争により中断/企画委員会の再出発/百年史八巻構成の原案/記念建造物の企画/記念事業委員会の発足/教職員醵金/募金目標百億円/後援会発足す/式典/写真集の刊行/百年史の刊行開始/記念館と国際学術会館/学術研究奨励資金/部局沿革史類の一覧

 

第七章 東京大学の概況

編集後記

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