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医療・国民健康保険

国民健康保険

■窓口:居住地の市・区役所等
在留資格「留学」を持ち、住民登録をする学生は、全員、国民健康保険に加入しなければなりません。 市・区役所で住民登録(住居地を定めてから14日以内)をする際に、国民健康保険にも加入してください。

■保険料
各自治体で違いますが、所得のない留学生の場合は、申告を行えば保険料が安くなります。

■国民健康保険に加入すると
医療費の70%が保険から支払われます。よって、保険証を提示すれば、医療機関での支払いは30%になります。

■高額療養費制度
月の医療費が高額になった場合、国民健康保険からの補助が得られます。(ただし、自由診療/保険適用外の診療は除きます)
参考:厚生労働省「高額療養費制度」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html

■出産育児一時金制度
出産一時金とは出産の際に支給される手当のことです。居住地によっては、別途助成金が支払われる場合もあります。
詳細はこちらを確認してください。

■海外療養費
一時帰国中や海外滞在中に,日本国外の医療機関等で医療を受けたとき、日本に帰国後手続きをすれば医療費が支払われる場合があります。日本で保険診療の対象となる医療行為が適用対象です。
詳しくは、住んでいる地域の市・区役所の国民健康保険の担当課のウェブサイト等で確認してください。
なお、海外の医療機関で記入してもらい、帰国後に提出する必要がある書類があります。書類については、ウェブサイトからダウンロード可能です。
(例)文京区 国保年金課国保給付係
https://www.city.bunkyo.lg.jp/tetsuzuki/kokuho/kyuufu/kyuufu.html

目黒区 国保年金課給付係
https://www.city.meguro.tokyo.jp/shinseisho/kokuho/kaigairyoyohi.html
※学会の出席等のため国外にいく際には、海外旅行保険に加入することをお勧めします。

病院・医療情報

留学生の場合は、大学の保健センター(https://www.hc.u-tokyo.ac.jp/)が利用できます。
それ以外には、大きな病院から、小さな診療所まで、さまざまな医療機関があり、それぞれに特徴があります。
規模の大きな病院は、通常医療機関からの紹介状が必要です。紹介状なしで直接大病院に行くと、初診時に選定療養費(金額は病院によって異なります)を支払う必要があります。例えば、東大病院を紹介状なしで受診した場合は、診療費以外に13,200円(2022年10月1日現在)を払わなくてはなりません。
小さな診療所の場合は比較的短い待ち時間で診察が受けられるので、深刻な症状でなければ、まず保健センターか、居住地の近くの診療所にいってみましょう。

大学での健康診断について
日本の学校では、学生は毎年健康診断を受けなければなりません。これは法律で定められていることで、皆さんの健康維持に重要な役割を果たしています。 健康診断の目的は、個人の健康と大学全体の健康を守ることです。皆さんの勉学や研究 が支障なく続けられるようにサポートしていきますので、積極的に受診してください。
留学生のための健康診断には、「入学時健診」と2年目以降の「定期健診」があります。これらの健診は無料です。
「入学時健診」は、春(秋入学の人は秋)に実施されます。「定期健診」は4月~6月に実施されますので、2年目以降は全員、この時期に受診してください。
詳しい日程は、各学部・研究科の掲示板に掲示するとともに、各地区保健センターウェブサイトにも掲載します。 奨学金や入学試験、就職の申込み時に必要な「健康診断結果証明書」は、この健康診断を受けた人だけに発行されますので、必ず受診してください。決められた期間以外、健康診断は行っていません。

病院の探し方
■IMAS(Inbound Medical Assistance Service)
留学生向け24時間365日の医療等相談(日本語・英語・中国語)
東京大学で受け入れている留学生を対象に、日本エマージェンシーサービスに委託し実施しています。サービスは無料で利用できますが、申込が必要です。

■自治体・地域の医師会などのHP
地域の病院情報は、市区町村役場など自治体のHPや地域の医師会のHPに掲載されています。(休日診療の担当医などの情報も得ることが出来ます。)
・東京都医師会:https://www.tokyo.med.or.jp/
・神奈川救急医療情報システム:http://www.pref.kanagawa.jp/docs/t3u/cnt/f534442/
・埼玉県医師会:http://www.saitama.med.or.jp/shisetsu/gunshi/index.html
千葉県の医療機関
・ちば医療なび:http://www.iryo.pref.chiba.lg.jp/ (日本語)
・ちば救急医療ネット:https://www.qq.pref.chiba.lg.jp/

■多言語・緊急時の電話案内など
・AMDA国際医療情報センター
言葉の通じる医療機関の紹介、医療福祉制度の案内を多言語で実施しています
https://www.amdamedicalcenter.com/
・東京都医療機関案内サービス ひまわり(緊急通訳制度あり)
https://www.himawari.metro.tokyo.jp/qq13/qqport/tomintop/
・外国語による医療機関案内テレフォンサービス(東京都)
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/iryo/sodan/komatta/gaikokugo.html
・その他の東京都の健康・医療相談窓口
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/iken-sodan/otoiawase/madoguchi/kenko.html

・観光庁「具合が悪くなったとき」https://www.jnto.go.jp/emergency/jpn/mi_guide.html

■緊急時
<東京消防庁 電話案内>
#7119(年中無休、24時間)

■多言語医療問診表
からだの具合や、痛みの程度・種類などを日本語で正確に医者に伝えるのは難しい場合があります。自分自身の調子が悪いときや、急な病気、家族の病気などで気が動転しているときはなおさらです。
インターネットからは、お医者様とのやりとりに便利な、多言語の問診票がダウンロードできますから、受診の際にすぐに持っていけるように、前もって準備しておくと安心です。
神奈川県国際交流財団 Kanagawa International Foundation https://www.kifjp.org/medical/

■ 電話での無料の相談・カウンセリングなど
・東京いのちの電話:https://www.indt.jp/
・Tokyo English lifeline:https://telljp.com/
・横浜いのちの電話:(日本語)https://www.yind.jp/ 
(スペイン語 ポルトガル語)http://www.lal-yokohama.org/

■性病検査やHIV検査
・東京都南新宿検査・相談室 http://www.tmsks.jp/index.html

日本で引き続き治療が必要な健康状態の学生について

母国で受けている治療や服薬の継続が必要な学生は、来日前に、母国の主治医とよく相談してください。必要な治療が日本でも継続できることを確認の上、来日時には、医師による紹介状(日本語か英語で記載のもの)を持参することや、薬の持ち込みに必要な手続きを行うことを忘れないようにしてください。
また、各キャンパスには保健センターがありますので、必要な場合は受診し、日本での治療継続について早めに医師に相談することをお勧めします。
入国時の薬の持ち込みに関しては、関係省庁のウェブサイトをよく確認してください。
(参考)
厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/english/policy/health-medical/pharmaceuticals/01.html
税関 https://www.customs.go.jp/mizugiwa/kinshi.htm