留学生・外国人研究者のための地震防災情報
留学生支援室では、留学生・外国人研究者、その家族のために地震・防災に関する情報提供を行っています。
■防災お役立ち情報
地震が起きるメカニズムや地震・台風などの自然災害への備えについて情報提供を行っています。
自然災害には日ごろからの準備が大切です。ぜひ目を通してください。
・防災情報全般 https://www.u-tokyo.ac.jp/adm/inbound/ja/life-safety-dp.html
■留学生からよく聞かれる質問集
*地震について
Q. マグニチュードと震度の比較表はありますか?
単純な比較表はありません。「マグニチュード」は、地震そのものの大きさを表すものさしです。「震度」は、地震が起きた時、私たちが感じる揺れの強さを表します。マグニチュードの小さい地震でも震源からの距離が近いと地面は大きく揺れ、「震度」は大きくなります。また、マグニチュードの大きい地震でも震源からの距離が遠いと地面はあまり揺れず、「震度」は小さくなります。
・マグニチュードと震度の違いは? (国土交通省)
https://www.skr.mlit.go.jp/bosai/bosai/tounannkai/kisochishiki/tunamikankei/magunicyuudo/magunicyuudo.html
・Summary of Tables explaining the JMA Seismic Intensity Scale (気象庁)
https://www.jma.go.jp/jma/en/Activities/intsummary.pdf
https://www.jma.go.jp/jma/en/Activities/inttable.html
Q. 東京で地震が起きる確率が高いと聞きましたが、どのぐらいの確率で起きますか。
東京は日頃から地震が多いです。また、過去100数十年の間には30年に一度くらいの割合で大きな地震に遭遇してきましたいつ、東京のどこで大きな地震が発生するか単純に計算することはできません。科学者であっても、残念ながら確実に予測するのは難しいです。
Q.地下鉄に乗っている時に地震や台風被害が起きたらどうしたらいいですか?
揺れを感知すると自動的に列車が停止したり、安全な位置まで運転がなされることになっています。非常用電灯がありますので停電することもありません。駅のスタッフの指示に従って避難してください。慌てて車外に飛び出たり、揺れが収まっていないのに駅外に出ようとしたりしないでください。
・東京メトロ 「安全ポケットガイド」
https://www.tokyometro.jp/safety/prevention/safety_pocketguide/index.html
Q. 大学にいる時に地震が来た場合、どうしたらよいですか。
研究科や研究室の指示に従ってください。通常は無理に帰宅せず、大学にとどまる方が安全です。学部・研究科等で避難訓練が行われる場合は参加してください
*家・家の中のこと
Q.火を使っている時に地震が起きたら、まず火を止めるべきですか。
ガスは、震度5程度で自動的に止まります。火の元の確認や、出火した場合の初期消火は、揺れがおさまってからあわてずに行いましょう。最初の揺れがそれほど強くない場合、火のそばにいたなら、すぐに消しましょう。さらに揺れが収まったら、注意しながら消火するのは大切です。一人で無理をして消火活動をしないようにしてください。
また、大きな揺れの時は最低限のことしかできないため、近くの机の下に身を隠すなど、身の安全を確保することを最優先に考えてください。揺れが収まったら、安全を確かめて、火を消すという順序がよいでしょう。
・東京消防庁 https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kasai/index.html
・東京ガス「地震のときは」 https://home.tokyo-gas.co.jp/gas/userguide/anzen/emergency/jishin.html
Q.日本の建物は安全に建てられているため、地震の時、すぐに外に出ないほうが良いと聞きました。古いアパートであっても、屋内にいたほうが安全ですか。
どちらが安全なのかは、築年数(いつ建てられたか)が目安となります。築35-40年以上の古い建物は、大きな地震で倒壊する可能性があるため、最初の揺れがおさまるのを待って屋外へ出るのが良いでしょう。
日本では、1981年に建築基準法が改正され、高い耐震性能を定める基準が設けられました。よって、この改正以降の建物は地震への強度が高いです。そのため、慌てて外へ避難しなくても大丈夫です。建物の築年数は、賃貸契約書類で確認することができます。新耐震基準の建物であっても、倒れやすい家具や窓がない部屋が安全です。
おおむね震度6以上の大きな地震が起こった場合は、新しい建物であっても、最初の揺れがおさまった時点で落ち着いて屋外に避難してください。屋外へ出る際には、頭上の危険物にも注意してください。
*準備
Q.事前にどのようなものを準備しておけばいいですか?
以下のウェブサイトが参考になります。食べ物のアレルギーや食事の制限、子どもがいる場合などは事前に準備しておきましょう。
・東京備蓄ナビ https://www.bichiku.metro.tokyo.lg.jp/
Q.日本語がわかりません。災害や避難に関する情報は、どのような方法で得ることができますか?
NHK WORLD-JAPAN、Safety Tips (観光庁)、ゆれくるコール、Yahoo防災速報、@JapanSafeTravel (X/Twitter)などは多言語で情報を提供しています。
スマートフォンのバッテリーがない、インターネットに接続できないなど様々な状況が生じ得ます。いくつかの状況を事前にシミュレーションしておきましょう。
・避難所やシェルターなどに関する情報 https://map.bosai.metro.tokyo.lg.jp/
Q. 雨風が強い時に、電車が遅れたり止まったりすると聞きました。どのように確認できますか?
悪天候の場合、電車が大幅に遅れたり、電車の運行を休止することがあります。出かける前に運行情報を確認しましょう。JRのウェブサイト、Yahoo!乗換案内、NAVITIMEなどが便利です。スマートフォンの場合は、App StoreやGoogle Playでアプリ検索をしてみてください。
・JR関東エリアの運行情報・運休情報 https://traininfo.jreast.co.jp/train_info/kanto.aspx
・東京メトロ https://www.tokyometro.jp/index.html
Q.緊急地震速報について知りたいです。
緊急地震速報が、震度4以上の地震が起きることが予想される数秒前に通知されます。スマートフォンで通知を受ける方法は、会社や電話の形態によって異なります。自動的に受信できる端末がほとんどですが、事前にスマートフォンの設定を確認しておいてください。
Q.災害発生時、避難所は混雑すると聞いています。避難所での感染対策はどうしたら良いですか?
避難するときにマスクや手袋、体温計、ペーパータオルや除菌シート、ごみ袋等の衛生用品も持っていけるよう、日ごろから用意するものに加えておきましょう。自分の住んでいるところが安全であれば、無理に避難する必要はありません。ただし、行政からの避難指示が出た時や、自分の家が安全か分からない、一人では怖いなどのときは、感染を恐れず、まず避難してください。
■問合せ:グローバル教育センター 留学生支援室