東京大学学術成果刊行助成 (東京大学而立賞) に採択された著作を著者自らが語る広場
現代日本語の「ハズダ...
本書は、現代日本語の文末に現れる「ハズダ」文について、「ハズダ」の様々な用法を統一的に説明することに...
語られ続ける一休像
中世後期の禅僧・一休宗純 (1394-1481)。この人ほど、日本人に知られた禅僧はいないかもしれな...
近代文学者たちのロシ...
小説『浮雲』やロシア文学の翻訳で知られる明治の文学者・二葉亭四迷。じつは二葉亭は、ロシアの社会と文化...
勝田守一と京都学派
『勝田守一と京都学派』という本書のタイトルは、ひどく奇妙にみえるかもしれない。勝田守一の名は、戦後革...
ベトナム近代美術史
ベトナムにおける「美術」の近代化とは、いかなる現象であったのか。本国と植民地、前近代と近代、東洋と西...
おのずから出で来る能
本書で私が目指したのは、世阿弥の能楽論を芸術論として読み、彼の思想の特質は何かを美学 (史) 的な観...
行政刑法 罰則と処分...
本書は、日本の学術上において「行政刑法」と称され議論されてきた行政法規上の罰則について、歴史的観点に...
近世日本の災害と宗教
本書は、「災害」という人間の生存の危機への文化的認識や対処の過程を「災害文化」と捉え、近世日本におけ...
生きている音楽
本書はキューバの首都ハバナにおける芸術音楽を焦点として、その演奏・学習・創造に携わる音楽家たちの実践...
専業主婦という選択
本書は、韓国社会において高学歴女性の多くが専業主婦になる現象の背景と経緯を解明するものである。 &...
権力分立論の誕生
筆者がまだ法学部生だった頃、ある後輩に「政治思想史という学問には何か新しい発見があるのですか」と聞か...
今昔物語集攷
『今昔物語集』と言えば、多くの人がまず思い浮かべるのは芥川龍之介だろうか。非常に知名度の低かったこの...
保護する責任と国際政...
個人的な追悼から語り始めることをお許しいただきたい。本書の校正中に、エドワード・C・ラック (Edw...
ふわふわする漱石
夏目漱石の作品には、夢と現実のあいだ、生と死のあいだ、有と無のあいだなど、対立するもののあわいが描か...
福祉国家の歴史社会学
様々な社会保障政策を一手に担う「福祉国家」は、我々にとって必要不可欠な生活基盤となっています。しかし...
中国伝統芸能の俳優教...
本書は、芸能教育の学校化とは何かについて考察するものである。伝統芸能は徒弟制をとおして伝承されること...
路地と世界
本書は「1粒で2度おいしい」を狙っている。 ひとつは、中上健次論として。中上健次 ...