東京大学学術成果刊行助成 (東京大学而立賞) に採択された著作を著者自らが語る広場
豊子愷の東西芸術比較...
本書は20世紀20、30年代の中国で活躍した豊子愷 (ほう・しがい、1898-1975) が大正期の...
自由と自己の哲学
本書では、自由 (自由意志) を巡る哲学の問いについて論じました。ただし、恐らく多くの人が哲学者とし...
遺伝について家族と話...
がんは環境要因と遺伝要因などが複雑に組み合わさることで発生する病気ですが、うち5-10%程度は、生ま...
川端康成の曖昧な声
小説を読むという時、そのどこを読んでいるだろうか。もちろん文字を読むのだが、全ての文字が一様に心に残...
意識と〈我々〉
今、私は何を認識しており、何を為しているのか。現代はいかなる時代か。私は何者か。――これらの問いは、...
植民地朝鮮の西洋音楽
「音楽 (Music) は大きく長調 (Major Key) と短調 (Minor Key) で構成...
ヴァイオリンを弾き始...
人間は便利さを求めるのが常ですが、そうした便利さと真逆にあるのがヴァイオリンの演奏です。ヴァイオリン...
宗教の自由と不寛容の...
「アメリカ合衆国 (以下、アメリカ) は、宗教の自由の国である。」 「アメリカはキ...
小津安二郎はなぜ「日...
本書は日本の激動期の象徴的存在たりうる小津に焦点を当て、彼に対する「日本的」という形容の歴史的変遷や...
声なきものの声を聴く
副題の示すとおり、本書はフランスの哲学者ジャック・ランシエール (Jacques Ranci&egr...
日本の難民保護
欧米諸国に比べて難民認定率が低い日本は、しばしば「難民鎖国」と言われる。では、なぜ日本は難民政策をと...
画工の近代
本書は、明治期の東京大学や博物館に勤務した画工の制作活動を探り、画工の描く様々な図が、当時の植物学、...
キェルケゴール美学私...
おそらく読者の皆さんは高校の「世界史」や「倫理」の授業で、「実存主義の先駆者」として、デンマークの宗...
「現代村落」のエスノ...
現代において村落とはいかなる存在なのでしょう。社会の工業化、労働者の都市移動、移動や通信の技術発達は...
帰属の美学
筆者が大学生時代にアメリカの寿司屋でアルバイトをしていたある日のことだった。メキシコ人の板前がクビに...
新古今時代の和歌表現
万葉・古今・新古今と並び賞され、和歌史における一つの到達点とも言われる新古今時代の和歌表現は、難解な...
宣教師と中国をめぐる...
19世紀はアジアでは近代の始まりであり、グローバリズムの現代的な展開の起点であると同時に、イギリスを...
隋唐洛陽の都城と水環...
中国の都城というと何を思いつくだろうか。日本人の多くは、遣唐使が派遣され、平城京・平安京と同様の構造...