東京大学のGXについて

GXに関する基本的考え方

東京大学のGXに関する基本的考え方

東京大学では、誰もが尊厳をもって幸せに暮らすことができる持続可能で(sustainable)包摂的な(inclusive)社会を実現する手段として、自然システムの限界を超えないように、公正な移行を前提としながら、社会経済システムを環境再生型(regenerative)なものに変革していくことをグリーントランスフォーメーション(GX)と定義します。中でも、「カーボンニュートラル(炭素中立)」、「ネイチャーポジティブ*」、「サーキュラーエコノミー(循環経済)」を最も重要な取組の柱と考えています。

東京大学は、世界最高の教育研究拠点として、基盤的学知の創出と国際的なGX先導、カーボンニュートラルキャンパスの実現を通じた未来社会モデルの提示、企業・自治体・他大学・市民社会などのパートナーとの連携、および、グローバルリーダーの養成を通じ、GXの推進に貢献して参ります。

注*)生物多様性の損失を止めて反転させ、回復軌道に乗せること

UTokyo Green Transformation ロゴ

UTokyo Green Transformationロゴ

東京大学のシンボルである銀杏(イチョウ)の黄色と淡青色が回転して交じり合わさり、グリーンが現れる様子を描くことで“Green Transformation”を視覚的に表現したものです。また、東京大学の象徴であるイチョウが原型を残しながら、変化をしていく様を、東京大学のGXにかける積極的な姿勢を表現しています。

GX推進体制

UTokyo Compass推進会議 GX推進分科会

2022年4月、東京大学は未来社会協創推進本部の下にGX推進分科会を設置しました。GX推進分科会は、GXに関する活動のとりまとめ等を任務としています。さらに、分科会の下に設置されたタスクフォースやイニシアチブが分科会の業務を分掌し、その円滑な遂行に貢献しています。2024年4月以降は、新たにUTokyo Compass推進会議の下でGX推進分科会の活動を継続しています。

GXと東大

このシリーズでは、GX(グリーントランスフォーメーション)に関する東京大学の取り組みを、キーパーソンへのインタビューを通して紹介します。 持続可能な社会を地球のキャパシティの枠内で実現するための変革に向けて、東京大学は動き始めています。(注:インタビュー当時の役職をそのまま掲載しています。)

方針・計画・報告

UTokyo Climate Action

2022年10月、東京大学は2050 年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを達成するための行動計画として「UTokyo Climate Action (CA)」を策定しました。同計画では、Scope1、2、3における温室効果ガス排出量を算定し、各Scopeにおける2030年、2040年、2050年までの削減目標を設定しました。同計画の策定は、「Race to Zero」参加機関としての責務の遂行に必要なプロセスでもあります。また、同計画の策定を通じて東京大学のサステイナビリティへの取組みを学生・教職員が一丸となって強化していくための基盤情報が整備されました。同計画については定期的に進捗状況を確認し、必要な見直しを行っていく予定です。

発見!GX in 東京大学

2024年4月、東京大学のGX(グリーントランスフォーメーション)をもっと知ってもらうための学内広報誌として「発見!GX in 東京大学」を作成しました。本誌は、「東大のGXをもっと身近に感じてほしい」という思いで、オンキャンパスジョブに参加した学生が学生の目線で制作したものです。「教育・研究にみるGX」「産学連携にみるGX」「課外活動にみるGX」「大学構内にみるGX」の4つのテーマを切り口に、東大GXに迫ります。読者の皆様それぞれの視点から、GXについて考える一助になれば幸いです。

発見!GX in 東京大学表紙画像
発見!GX in 東京大学(PDFファイル: 36MB)

環境報告書

環境報告書では、東京大学の環境負荷に関するデータのほか、環境配慮やサステイナビリティ、GX を推進する様々な取り組み、および環境安全衛生管理についてご紹介しています。

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